
人生山あり谷ありの谷を、山の麓だと思えない
ここが人生のどん底だ
と感じてしまうときは、
人生山あり谷ありの谷を、山の麓だと思えないときだ。
谷があるということは、隣に山がそびえ立っているはずなのに、
まるで井戸の底に閉じ込められてしまった気分になる。
そんなはずはないのだ。
山があれば、谷もある。
谷があれば、山もある。
谷とは、山と山のあいだ。
それはつまり、山の麓だ。
未だ姿を捉えることのできない山の、零合目だ。
姿が捉えられないことを、悲観することはない。
壁に阻まれてしまっても、落ち込むことはない。
そびえ立つ壁は、すべて山だと思おう。
だからひとまず、歩いてみよう。
壁に向かって、進んでみよう。
その壁はきっと大きなお山。
あなたが歩けば、その歩は上向きだ。
どん底だと感じたら、足元を見てごらん。
そこは確かに、底かもしれないが、
未来のお山の、確かな麓だ。
下向きから上向きへと切り替わる、極地だ。
それは上向きの、始点だ。
さあ、底から上向きを始めよう。
人生山あり谷ありの山を、谷底から始めよう。
隣は、山である。
進む先は、山である。
人生山あり谷ありの谷とは、山の麓なのだ。