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「テキトーに始めて、少しずつ改善していく」
気にせずざっくり始めていこう
何か新しいことを始める時、完璧を目指しすぎて一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。実は、最初から完璧を求める必要は全くありません。
まずはとにかく行動してしまうこと、手足を動かして大まかな形を作ってみることをおすすめします。ここの部分は、絵を描く時のラフスケッチや彫刻の最初の段階に似ている気がします。
そして、実際に行動してみて、使ってみて『ここがちょっと使いにくいな』とか『もっとこうしたいな』といった改善点を見つけ出す瞬間がやって来ます。これが創意工夫の瞬間ですよね。
最初は真似て始めたものがここからあなたのニュアンスが吹き込まれていき、変化してきます。この小さな積み重ねが、最終的にあなただけのオリジナルを生み出す秘訣かもしれません。
完成形は後のお楽しみにとっておく
最初から完成形をイメージするのではなく、完成形への過程を楽しむことが大切なのではないでしょうか。
試行錯誤と創意工夫は表裏一体。試行錯誤を繰り返す中で、そこに創意工夫を盛り込んでいくことで自分でも気づかなかった視点やアイデアが浮かんだり、新たな発見があったりするかもしれません。
そうして生まれたものは、きっとあなたにとって愛着のある、世界に一つだけの「オリジナル」になるはずです。
創意工夫を自分で認める
創意工夫を自分で認めることも重要です。創意工夫のために行なった手数は、もしかすると芳しくないと感じるかもしれません。
しかし、それはそうしたものだと初めから腹を括っておくことも必要ですし、少しでも改善されたならば、その小さな成功体験をちゃんと自分で確認して受け入れることです。
せっかくの改善を「いや、まだまだ駄目だ、もっと良くなるはず」と目の前の成功体験をないがしろにする人が多いように思います。
もちろん、上を見て進むことは大切ですが、完成したいレベルが高いならば、そこへ辿り着くために必要なエネルギーは打ち込んだ行動から得られた改善によって得る必要があるのです。
このエネルギーを得るとその対象に対して愛着が湧きます。可愛くなり、親しみが湧いてきます。ですから十分に改善から得られた成果を楽しみましょう。
こうした取り組みを積み重ねることで、自信にも繋がり、モチベーションもアップします。そして、失敗も改善も体験したことで、謙虚さが増すでしょう。
ぜひ、この「テキトーに始めて、少しずつ改善していく」という考え方を、あなたの生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。