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「サブウェイ・パニック」

廃盤でプレミア価格で取引されている、1974年にウォルター・マッソーとロバート・ショウの主演で映画化された鉄道パニック犯罪映画のBlu-rayです。ヤフオクでは8000〜9000円くらいで取り引きされてますが、私は買った時の値段を付けてます。

公開当時は派手な特撮を駆使したパニック映画が世界中で作られており、それらと比べると大仕掛けな特撮のないこの映画は地味に思われましたが、公開後、その知的で緻密に構築された内容が評価され、今では鉄道犯罪映画の傑作とされています。

ニューヨークの地下鉄をロバート・ショウ率いる武装テロ集団がハイジャックして、乗客を人質に巨額の身代金を要求します。

これに立ち向かうのがニューヨーク市都市交通局警察本部長のウォルター・マッソーで、マッソーが呑気なオッサン顔に似合わず、ハードボイルドな警察官を演じてます。

運行中の地下鉄の中でハイジャックが決行されますが、身代金をどうやって受け渡すか、またトンネルの密閉空間から犯人たちはどうやって逮捕を逃れて脱出するかが映画最大の見せ場となってます。なかなか考えられた、よく出来た脚本です。

テロリストグループがお互いをニックネームで呼び合うところはクエンティン・タランティーノの「レザボア・ドッグス」に影響を与えました。

映画監督・森達也のフェイバレット・ムービーだそうです。

「サブウェイ・パニック HDリマスター版('74米)」
ウォルター・マッソー / ロバート・ショウ / ジョセフ・サージェント

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