『哀しみのベラドンナ』失われた美術原画復元計画(第5章)アメリカ合衆国での4K化について(2)4Kレストアチームへのインタビュー
●はじめに 米国での4K化について
日本ではまったく報道されず、私自身知らないうちに『哀しみのベラドンナ』はオリジナルネガから4Kスキャニングされ、米国シネリシャス社の技術者によってリマスタリングされていた。そのうえで2015年秋に全米30の映画館でロードショー公開されたのである。しかも、それが米国初公開だというから驚いた。
日本で報道されなかったのは、そもそも日本ではヒットせず、2度の劇場公開でも制作費が回収できなかった「興行に失敗した大昔の映画」だったからである。この作品は、日本では熱心なアニメファンと一部の業界人の記憶にとどめられるだけであった。
しかしフランスを始めとするヨーロッパ諸国では70年代前半に公開されており、『哀しみのベラドンナ』は日本製の奇妙なカルトムービー、そしてアートムービーの傑作として、主にヨーロッパの愛好家の間で永く語り継がれてきた。
アメリカでは2015年まで映画館で公開されたことは一度もなかったが、海賊版はネットに出回っていた。そしてこのアニメ映画を愛し、40年以上を経てフィルムを修復し、4K化して最高の画質で劇場公開しようと考えた人々がいたのである。
彼らが4K修復したデータが無かったら、今回私達の「原画復元計画」は到底考えられなかった。アメリカのアニメ漫画情報誌に当時(米国公開1ヶ月前)の関係者インタビューが掲載されていたので、許諾を得てその全文を紹介する。(竹熊)
失われたサイケデリック・アニメーションの名作を復元:『哀しみのベラドンナ』再公開チームへのインタビュー
ケイティ・スケリー 2015年9月23日
1973年の長編アニメーション映画『BELLADONNA OF SADNESS』(哀しみのベラドンナ)は、手塚治虫が設立し、後に社長を辞任したアニメーション制作スタジオ、虫プロダクションによって世に送り出された。
山本暎一が監督と共同脚本を務めた90分のこの作品では、処女の主人公ジャンヌが、封建的な村で貧しくも平和な生活を送っていたが、結婚式の日に領主の権力(初夜権)で暴行される。 トラウマに苦しむジャンヌは、それから男根の悪魔の幻影を見るようになり、悪魔はジャンヌと取引し、魔力によって彼女に力を与える。
ベラドンナは、手塚治虫の『クレオパトラ』と同様に商業的には失敗作となり、公開後も長年にわたって一般公開されることはなかった。(※訳注)
(※訳注:『クレオパトラ』自体の興行成績は悪くなかったが、制作費が嵩んだため、赤字に終わった。その後も『クレオパトラ』は度重なるテレビ放送で日本人の認知度は高い。一方、『哀しみのベラドンナ』は1979年に過激なシーンをカットして再公開され、後はテレビの深夜枠で1~2度放送されただけである)
しかし、エロティシズム、露骨な性描写、そして魔術をテーマにしたこの作品は、ジュール・ミシュレが1862年に著した論文『悪魔主義と魔術』から着想を得ており、目を覆いたくなるようなサイケデリックな静止画と相まって、インターネット時代にも継続した関心を集めていた。
40年以上もの間、忘れ去られていた作品(そして、低品質な無数の海賊版がオンラインで出回っていた)だが、最近、ロサンゼルスを拠点とするポストプロダクション会社、シネリシャス(Cinelicious )によって4Kで修復された。
この修復版を鑑賞した私は、そのゆっくりとしたアニメーションスタイルに魅了された。それはコミックの言語を彷彿とさせるもので、これまでアニメーションでは見たことのないような、心に響くサウンドトラックと絵画的なスタイルだった。
私は、シネリシャスチームのメンバー(主任修復アーティストのクレイグ・ロジャース氏、リマスターカラリストのケイトリン・ディアス氏、および買付・配給担当上級副社長のデニス・バートック氏)に、修復の経緯、プロジェクトの課題、そして『ベラドンナ』の今後の展開についての考えについて話を聞いた。
ケイティ・スケリー: あなたとシネリシャスが『哀しみのベラドンナ』の修復に取り組むことになった経緯を教えてください。
デニス・バートック: 『哀しみのベラドンナ』の修復と公開は、2014年の春にシネリシャス社のオフィスで、ロサンゼルスの非営利映画団体シネファミリーの創設者兼代表であるハドリアン・ベロヴ氏ととった非公式な昼食から始まりました。私はハドリアン氏に「もし、どんな珍しい、あるいは無名の映画でも修復できるとしたら、どれを選びますか?」と尋ねました。すると、彼が最初に挙げたのが『哀しみのベラドンナ』でした。(なお、米国ではシネファミリーが、スペクトリヴィジョン社とともに、シネファミリー・ピクチャーズと共同でこの作品の公開を行っています。)
私はアニメを含む日本映画の大ファンであり、アメリカン・シネマテークのエジプシャン・シアターでプログラム責任者を務めていた際には、文字通り何百本もの貴重な名作を上映してきましたが、『ベラドンナ』については見たことも聞いたこともありませんでした。これは、この作品がどれほど人目に触れていないかを示していると言えるでしょう。
YouTubeに違法投稿されていた、かなりぼやけた質の悪いバージョンを観たのですが、エロティシズム、サイケデリック、オカルトの融合と、佐藤允彦による素晴らしいファズサウンドのサウンドトラックにたちまち圧倒されました。この映画は米国では公開されていないため、私は日本における権利保有者を突き止めるために探偵さながらの捜索を開始しました。
ドイツの同僚のアンドレアス・ロスバウアー氏を通じて、ドイツとフランスで『ベラドンナ』のDVDをリリースした同国のRapid Eyes Moviesのステファン・ホー氏と連絡を取りました。ステファン氏は、この映画の制作会社である虫プロダクションの代理人である日本のゴールドビューカンパニーのキヨ・ジュ氏との連絡先を親切にも教えてくれました。
クレイグ・ロジャース: 『哀しみのベラドンナ』では、プロジェクトを推進する役割を担い、4Kスキャンをデジタル処理でクリーンアップする作業を多く手がけました(シネリシャス社の修復アーティストであるマイケル・コロナド氏と共同で)。オリジナルネガをスキャンできたのは幸運でしたが、ネガの状態は概ね良好でした。しかし、映像を可能な限りクリーンな状態にするには、膨大な作業が必要でした。傷の修復、汚れの除去、ちらつきを抑えたり取り除いたり、画像の安定化など、私たちはすべてのフレームを一つ一つ確認し、これらの問題を手作業で修正しました。
私たちが行わなかったことの一つは、画像の過剰なノイズ除去やシャープネス処理です。 オリジナルネガから4Kでスキャンした画像は、すでに美しくシャープな画像です。 これ以上シャープネス処理をする理由はありません。 フィルムには粒子があるのです。40年以上前のアニメーション映画が、2015年にデジタルで制作されたように見えるべきではありません。
ケイトリン・ディアス: 私が超奇妙で実験的な映画の側面を愛していることを知っていたデニス・バートックが、オフィスにあった『哀しみのベラドンナ』の試写版を観るよう勧めてくれました。映画を何度か観た後、私はこのプロジェクトが楽しくやりがいのあるものになるだろうと思いました。4K修復と米国での再配給の権利を確保したという知らせを受け、私はポール・コルバーに、この映画のカラーリマスターを担当したいと申し出ました。
フィルム素材が当社に届いたとき、私たちは皆、その状態がどうなっているかを知りたがりました。フィルムの先頭部分を準備し、リールにラベルを貼っているときに、フィルムの状態がかなり良好であることに気づきました。しかし、全体を通していくつかの継ぎ目があることに気づきました。私たちは、フィルムの完全版が手元にないことを知らなかったのです。
当社の超音波フィルムクリーナーでフィルムを洗浄した後、私はリールのスキャンを開始しました。35mmカメラのネガが持つ高いダイナミックレンジと解像度を活用するために、4Kでスキャンを行いたいと思いました。 モニターに映し出されたフィルムを見ながら、各シーンの色や質感を把握していきました。グレーディングを始めるのが待ちきれませんでした!
ケイティ・スケリー: 『ベラドンナ』の修復で、独特な課題はありましたか?
デニス・バートック: 当初の最大の課題は、ゴールドビュー社と虫プロダクションに、オリジナルのネガフィルムと音声素材をロサンゼルスに送ってもらうよう説得することでした。私の知る限り、オリジナルネガは日本国外に出たことがなく、当然ながら、彼らはそれを送ることについて非常に懸念していました。 ある時点で、彼らはネガから新たにプリントを作成し、それをこちらに送ることを提案しましたが、私たちは、4Kでフィルムを修復するために時間、人手、費用をすべて投入するつもりなら、35mmネガへのアクセスを確保したいと強く主張しました。
ゴールドビューと虫プロを説得し、ネガと音声素材を私たちに託すよう最終的に納得してもらうまで、何度も懇願し、待つこと、さらに懇願することを繰り返すこと数か月かかりました。彼らは文字通りベラドンナの保管庫を空にして、持っているものをすべて送ってくれました。 何ヶ月もやり取りを繰り返した末に、ついにネガを受け取ったときは、全員が大いに興奮しました。
クレイグ・ロジャースが述べているように、ネガ自体はかなり良い状態だったので、私たちはほっと胸をなで下ろしました。しかし、約8分間カットされていて、その部分は失われていたり、破損していたりしたことを発見して、私たちは少しショックを受けました。
ネガの各リールには、文字通り、欠落した映像を示す白いテープの継ぎ目が散在していました。 ネガがこのようにカットされた理由を100%確認しようと試みているところですが、先日、山本暎一監督にインタビューしたところ、当初の公開が失敗した後、より若い女性観客にアピールするような、より露骨なエロティシズムを控えたバージョンを制作しようとした結果、映画がカットされたと監督は述懐しました。
私たちが知る限り、この検閲版は公開されることはありませんでした。(※訳注)なぜなら、編集されたバージョンを見た映画製作者とプロデューサーたちは、映画の真骨頂と鋭い切れ味もまた失われてしまったことに気づいたからです。
(※訳注 山本暎一監督が初公開の1973年版から過激な場面をカットしたバージョンは通称「女子大生(または女子高生)バージョン」と呼ばれ、1979年に再公開されている。)
クレイグ・ロジャース: オリジナルネガを入手すること自体が大変な作業でした! さらに、ネガをスキャンする準備をしているときに、新たな問題が明らかになりました。ケイトリンが発見したのですが、オリジナルネガから約8分間の映像が編集で削除されていたのです。
私たちは、プロジェクトの適合のための参照として非常に質の悪いデジベータテープを使用しており、何が正確に欠落しているのかを把握するために、そのテープを使用する必要がありました。時には、1ショットの数フレームだけが欠落していることもありましたが、他のケースでは、長編のシーケンスが削除されていることもありました。
デニスは、買付担当ディレクターのデビッド・マリオットの協力を得て、ベルギーのシネマテークにオリジナルのノーカット版フィルムの35mmプリントが唯一残っていると思われるものを突き止めることができました。シネマテークのスタッフは、プリントから欠落した部分のスキャン画像を提供してくださり、非常に助かりました。この作業には、映画内で2つの要素をシームレスに機能させるために多大な労力を必要としました。フランス語の字幕は削除する必要があり、ベルギーの映像を挿入する際に、映像が(物理的にも質的にも)明らかに途切れることがないようにしなければなりませんでした。
この作業をやり遂げた我々のチームの仕事ぶりに、私はとても誇りを持っています。観客の多くは、こうしたカットの存在にまったく気づかないでしょう! また、制作時の数枚の静止画を参考にするだけで映画のグレーディングを行うというのも、私にとって挑戦でした。
ケイトリン・ディアスと緊密に協力し、完璧な仕上がりを追求しました。ケイトリンは素晴らしい仕事をしてくれました。グレーディング作業には、監督の山本暎一氏にも立ち会っていただきたかったのですが、残念ながら日本からのご来訪はかないませんでした。最終的な修復のサンプルを監督にお送りしたところ、作品の素晴らしい仕上がりに大変喜んでくださいました。
ケイトリン・ディアス: ベラドンナはアニメーション映画なので、カラーグレーディングのプロセスは比較的単純だろうと思われるかもしれませんが、実際にはそうではありませんでした。この映画の唯一の参照資料は、色あせがひどく、全体的に青みがかった紫色を帯びたDigiBetaマスターでした。 オリジナルカメラネガのスキャン作業を開始すると、参照資料とは色が大幅に異なっていることが明らかになりました。幸い、虫プロダクションがアートワークの画像を数点提供してくれたので、本来の色調を把握するのに非常に役立ちました。
この映画には、さまざまな技法を使用した多様なスタイルのアニメーションが満載であり、それぞれのスタイルに忠実なグレードが必要でした。水彩画は鮮やかな色調である必要がありましたが、極端なコントラストは避けなければなりませんでした。油絵は、筆のタッチが感じられる深みと質感が求められました。
グレードの最も難しい点のひとつは、ベルギーのシネマテークから受け取った35mmプリント挿入物に、カメラのネガを合わせることでした。プリントはオリジナルネガから数世代も経っているため、鮮明度や色情報の損失が生じています。以前は、カメラのネガからプリントに同じショットで切り替えると、はっきりとした違いが現れました。
私は、これらの連続したカットに関して、いくつかの異なるアプローチを試してみました。そして、色の変化が微妙なところまでたどり着くことができました。 これらの色調整と、ザック・エフロン氏の素晴らしい再配置および適合スキルを組み合わせることで、要素の違いによる混乱を排除し、視聴者が映画の世界に浸り続けることができるようになりました。
私たちは3日間、DIシアターにこもり、各シーンやフレームを微調整し、各ショットのカットをシームレスに再生できるようにしました。特に、山本暎一氏に参加してもらえなかったため、最後の数回のセッションでは、第三者の目で確認することが重要でした。
最終的なルックの調整は、クレイグ・ロジャース氏の協力が非常に役立ちました。彼の修復作業における細部へのこだわりは、カラーの世界にも確実に反映されています。すべての作業が完了した今、映画の仕上がりにとても満足しています。私たちはそれぞれの才能とリソースを結集し、『ベラドンナ』を本来あるべき美しさとディテールのレベルにまで引き上げました。
ケイティ・スケリー: 『哀しみのベラドンナ』の商業的な失敗は、1973年にアニメーションスタジオの虫プロダクション倒産の一因となりました。今日では観客がこの映画をより鑑賞できるようになったと思いますか? もしそうだとすれば、その理由は?
クレイグ・ロジャース: デニスの方がより詳しくお話できるでしょうが、私の理解では、虫プロダクションの運命は『哀しみのベラドンナ』の制作時にはすでに決まっていたようです。実際、それが理由で『哀しみのベラドンナ』はアニメの限界をこれほどまで押し広げることができたのかもしれません。 スタン・リーの『Amazing Fantasy #15』におけるスパイダーマンの誕生秘話にも似ています。沈没する船なら、新しいことに挑戦するチャンスだ!
1973年から多くのことが変わりました。とはいえ、『哀しみのベラドンナ』は、かなり突き抜けた作品です。特にアメリカ人にとっては、性的なイメージのいくつかは、今でも人々を驚かせるでしょう。露骨なイメージの多くは、純粋に面白おかしく、刺激を与えるために使われていると思いますが、見るのがつらい厳しい場面は、意図的に厳しいものとなっています。この女性が耐えたことが、この物語の大部分を占めています。
この映画はしばしば「アート映画」と評されますが、私の経験では、それはたいてい「奇妙で退屈な映画」という意味でした。今回もそうなるのではないかと心配していましたが、実際に観てみて圧倒されました。 これは「アート映画」ですが、筋が通った重要な物語も語られています。素晴らしいアートワークに加え、テーマ的にも非常に多くの要素が盛り込まれています。「悪とは何か?」、「権力の腐敗的影響」、「フェミニズム」といった問題です。
デニス・バートック:『哀しみのベラドンナ』は、虫プロダクションが1969年から1973年にかけて制作した大人向けの「アニメラマ・トリロジー」の3作目にして最終作です。(※訳註)3作品とも、山本暎一監督によるものですが(2作目で、最も面白くない作品である『クレオパトラ』は手塚治虫との共同監督)スタイルは大きく異なります。
(※訳註 ベラドンナのみ、アニメラマではなく「アニメロマネスク」の名称が用いられている。)
先日、私たちが山本監督に行ったインタビューでは、『ベラドンナ』のブルーレイ発売と関連書籍の出版を記念して、ジョージ・ダニング監督の『イエロー・サブマリン』が『ベラドンナ』の制作チームにインスピレーションを与えたと語っていました。
特に、人間や動物がグロテスクな男根の形に変容していく、映画の終盤のシュールで過激なエロティシズムに満ちた「夢のシークエンス」には、その影響がはっきりと見て取れます。皮肉なことに、「アニメラマ」シリーズの最初の2作、『千夜一夜物語』と『クレオパトラ』は、アメリカでは低予算映画の観客層をターゲットに公開されました。しかし、この3作品の中で圧倒的に視覚的に素晴らしい、画期的な作品である『哀しみのベラドンナ』は、1970年代初頭のアメリカの配給会社にとっては、あまりにも突飛すぎたのだと思います。
もし当時公開されていたとしたら、アート系やアンダーグラウンド系の映画ファンをターゲットにしていたでしょうから、ルネ・ラルー監督の『ファンタスティック・プラネット』やラルフ・バクシ監督の『ウィザーズ』のようなカルト的な人気を獲得できていたかもしれません。
この映画の米国での「公式」初公開が、制作から40年以上も経ってからというのは、ある意味でアメリカ人にとっては新作のようなものです。深井国氏によるアートワークの純粋な視覚的な素晴らしさと圧倒的な美しさは、佐藤允彦氏による前衛的なサイケデリックな音楽とともに、今でも非常に新鮮な印象を与えていると思います。
修復された映画に対する観客の反応を見ていて、私にとって最も興味深いのは、映画の中で描かれる性的暴力のイメージが、今でも危険で不穏であるということです。この映画の原作は、中世における農民、特に女性の弱さと無力さを描いた寓話であり、山本監督と深井国氏もその根底にあるテーマを確実に意識していました。 ネタバレになるので詳しくは言えませんが、映画のラストは、『哀しみのベラドンナ』が女性に対する虐待と、女性たちが最終的に力を得て現状を覆すまで立ち上がるという物語であることを確かに強調しています。
ケイトリン・ディアス:『ベラドンナ』は70年代のサイケデリック映画の波に埋もれてしまった感がありますが、今回公開されることでアニメーション愛好家の関心を集めるだけでなく、現代の常識を超えた映画を求める新たな観客層も獲得できると思います。
私たちの修復作業により、この失われた映画に新たな息吹が吹き込まれました。深井国氏による緻密な手描きのアートワークと佐藤允彦氏による素晴らしいオリジナルスコアを称えることで、私たちは、美しさだけでなく、権力、ジェンダー政治、歴史といったテーマが織り込まれた映画を共有しています。オリジナル公開から40年以上を経て、人々が『ベラドンナ』をどう思うか、とても楽しみです。
上映は、今週から始まります。
執筆:ケイティ・スケリー
投稿日:2015年9月23日
出典「THE COMIC JOURNAL」https://www.tcj.com/belladonna-of-sadness-interview/
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