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「カルメン故郷に帰る」('51松竹)

https://youtu.be/DehuoPOXpps

木下惠介が監督した、商業映画としては日本で最初の国産カラーフィルム(富士フィルム)によるカラー映画「カルメン故郷に帰る」の未開封新品Blu-ray。主演のストリッパー カルメン役は戦前は清純派で売った人気女優の高峰秀子。 この作品以降、木下惠介と高峰秀子は多くの作品で名コンビを組みます。 

終戦後、故郷の軽井沢から家出して売れっ子ストリッパーになったカルメン嬢が、相棒のストリッパー・マヤと故郷に錦を飾って軽井沢の公民館で「ハダカ美女の乱舞」「裸芸術」だと称してストリップショーをやり、村人の度肝を抜きます。 軍国主義が消え去って自由と民主主義の風が吹き込んだ戦後日本の解放感を表した作品と言われています。 

陽光が降り注ぐ軽井沢の高原でカルメンとマヤが歌いながら服を脱いでいく(勿論オールヌードにはなりません)場面は有名。 最初の国産カラー作品とのことで、照明と撮影には特に力が入れられ、しかもモノクロフィルムも同時に回されました。カラー撮影の後、出演者はモノクロ用の撮影を行ったのです。 万一カラー撮影に失敗した場合でも、通常の白黒映画として公開するためですが、カラー撮影は大成功。「総天然色映画」として全国で公開されて記録的興行収入(6800万円)を上げました。 

この時同時撮影された白黒バージョンは長らく失われたと思われていましたが、木下惠介没後、遺品の中からフィルムが発見され、このBlu-rayディスクに映像特典として全編収録されていますが、未開封なので私は観ていません。残念。ちなみに白黒版を観た松竹関係者の間では、「白黒の方が全員肩の力が抜けていて演技が良い」と評判になったとか。 

これは新品未開封なので、Amazon価格より少し下げて出品してます。 「カルメン故郷に帰る('51松竹)」 高峰秀子 / 小林トシ子 / 木下惠介


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