仕事が辛いときもある。
「心理的安全性」について書かれた本なんて読むべきじゃなかった。(余計に足りない部分を意識してしまうから)
本を読んだら内容に関する行動を一つでもとるように決めてる僕も、さすがに無理だと諦めた。職場環境を自分の力でどうにかしようと抗うことに疲れた。
ベテラン職員同士の身内話で盛り上がり、新人と雑談ひとつする気配がない職場にあきあきした。
というか、新人を平気で放っておく職場に意気消沈した。
自己責任論を唱える僕でさえ、雑談をこっちからふっかけない自分が悪いとは思わなくなった。
きっとアイスブレイクがどれだけ重要か知らないんだろうな。心理的安全性とか考えたこともなさそう。
この前、研修で行った他の支店では、そこの職員の方々とめちゃくちゃお話した。
えらい立場のフランクな人がやたらと僕に話しかけてくれるから喋りやすかったし、そこ(職場)全体には喋りやすい空気感があった。
僕から同世代の子にもやたらと話しかけてたし(シンプルに話したいから)、話のウマもあった。
つまり、環境さえ変えてみたら「咲いた」という事実があるということだ。
それは同時に、職場でのコミュニケーションによる是非が、自分のみに責任があるという訳ではないという証明になった。
身を置く環境次第で人ってこんなにパフォーマンスが変わるんだなって気づかされた。
環境で決まるのなら、僕がここでどれだけ大きな声を出し続けようと努力しても、どれだけ親しく接しようとしても無駄じゃないか。
無理して強くなろうとし続ける環境なんて疲れるに決まってるだろ。
安心して声を張れて自然体の自分で居続けられる環境こそ、強くなるための必要条件だろ。
どうして僕(新人)に決定権がない。
なぜ距離を縮めるか否かを上の人が決められる?
なぜアウェイにいる人をこんなに放っておく?
なぜ心理的安全性のある職場のほうが、毎日の全員の幸福度が上がることに気づかない?
…
僕が毎日気合いを入れて強くなりたいとどれだけ足掻いても、どうせ「環境」がすべてを決めるし、僕には環境を左右できる裁量がない。
という現実を突きつけられた瞬間から、僕はもう無駄な努力はしないと静かに決めていた。
心理的安全性がないと、いくら頑張っても強くなれない。
前の昼休憩の話だ。
休憩室(畳の部屋)でのこと。
僕はご飯を食べ終わっていた。周りの職員が新人の参加できない身内話で盛り上がってる中、僕は机に突っ伏しようとするも、疎外感が目立つし疲れもとれないと思って車の中に移動して休憩していた。
車中で休憩している僕を職員が見かけたらしい。
代理にこんなことを言われた。
「昼休憩でも仕事中であり休憩時間ではない。君が職員と話そうせずに逃げるから、ボクらも君を助けることができない。」
逃げる…だと?
助ける、だと?
何を言っているのかがわからない。
「逃げる」ということは、あなたから遠ざかっているんだと主張しているのか?
「助ける」ということは、こちら側が溺れている状況にあることを理解しているってことだな?
つまりお前からこいと?
一度でも「アドバイス」や「失敗体験」以外でコミュニケーションしてくれたことがあったかよ!
話しかけたと思えばいつもアドバイスだし、失敗体験をいつまでもぶり返す。
「あそこはお前がどうしろ」
「そこは自分から聞きに行け」
そんな人と仲良くしようと思うか?
アドバイスしてもらえるだけありがたいと思うか?
自尊心を削ってばかりで成功体験に目を向けてもらったことなどない。
どうして場慣れしたホームにいるお前らが、アウェイな立場にある新人に報われない努力を強要する?
全部お前らが決定権をもってるんだからな。
こっちはやっとこさ距離を縮められたと思って喜んだとしても、すぐさま高圧的な指導をされる立場にあるんだからな。
何回裏切られたら気がすむんだよ。
もう期待しなくなるだろ。
そんなのもう声も出ねーよ。
なんで距離が縮まると怒りづらそうにしてんだよ。変な気を遣いはじめるわこっちも。
タテの関係が一番キライだよ。
僕は昔っから、後輩には好かれるけど、先輩とは仲良くなりづらいタイプなんだ。
先輩の懐にとびこむのが下手らしい。
#末っ子なのに
タメ口禁止のルールで距離を縮めろっていうほうがむずかしいだろ!
しかもなんなら向こうはタメ口やお前呼び、無条件でOKやしな!それはつまり平気で相手を傷つける言葉を言えるってことだ。
ただでさえ僕は言葉に繊細な性分だし。
心理的安全性には「関係性」がとても大切だというのに…。
新人には社会の厳しさを教えるのが大切か?
何のためにサービスを提供してる?
日々の作業にある目的はなんだ?
新人がどうなることが目的だ?
頼むから正しいアプローチをしてくれ。
厳しい言い方ばっかりだと、本来の目的から遠ざかってることを理解してくれ。それはただの自己満足だから。新人に恐怖心を植え付け怯えさせることに何の意味がある?
反芻していた思考をこうして吐き出すことで、感情を整理することができた。
また、冷静になって吐き出した感情を俯瞰することができる。
心理的リアクタンスを貯めるな
いまの僕にできるはこれしかない。
逆張りしても、強がっても、自立しても無駄だ。
大きな視点にたって現状を俯瞰するしかない。
大きな声を出し、優しく接する。
すぐに結果を求めるな。
少しずつでいいんだ。
半歩だけでも前に進んでいればいい。
また「課題の分離」は大切だ。
自分ではコントロールできないことに期待するな。