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オンライン講座「樫舎の菓子づくり」を受講してみた

先日、茶論が主催するオンライン講座を受講しました。奈良の和菓子屋さん「樫舎(かしや)」の栗を使った主菓子6種類を自宅に配送してもらい、それを食べながら樫舎のご主人がお菓子作りする様子を見る、というものです。

奈良に行かないと食べられないお菓子をお家でいただけるというだけでなく、ご主人のお菓子への思いも聞けて、おいしさが2倍3倍になりました!食べたお菓子6種類と講座の様子をご紹介します。

1. 届いた樫舎の栗菓子6種類

オンライン講座の朝に届いたお菓子。箱を開けると、6種類の主菓子が鎮座してました。

すべてこの季節に合わせた栗のお菓子。右下から時計回りで「栗羊羹」「落栗」「葛焼き」「薯蕷饅頭」「月見団子」「栗餅」。栗羊羹はオンライン講座限定です。

樫舎さんの和菓子を初めて食べたときのことは忘れられません。素材が和菓子の中で品よく舞っている感じというのか、東京では味わったことのない自由さと広がりがありました。その後、何度か取り寄せましたが、食べるたびに樫舎さんの和菓子には新鮮な驚きがあります。

2. オンライン講座の内容

和菓子をすぐに食べたい気持ちを我慢していたら、あっという間に19時になり、オンライン講座が始まりました。

ご主人の喜多さんがZOOM画面の先で薯蕷饅頭と月見団子を作りつつ、このお菓子の製法をお話しされます。

饅頭の原料につかっているつくね芋の寝かせ方、使う芋の部位、砂糖や餡へのこだわりなどなど。おそらく、ご主人自ら畑に行って農家さんとよく話をした上で材料を仕入れているんでしょう。話の様子から、原料へのこだわりと農家さんへの敬意がよく伝わってきました。

私が食べたときに感じた素材の自由さは、その素材が生まれる畑の伸びやかさだったのかもしれません。和菓子に形を変えても、素材が消されることなく生き続けている証なんだと感じました。

もうひとつ、講座中でよく話に出ていたのは「必要以上に触らず、けがさないこと」という言葉でした。手で触る回数が多いと余計な菌が増えてしまうということと、清らかなものを「穢さない」という神聖な意味も含んでいるように思いました。

3.オンライン講座と和菓子の感想

栗餡のかたさも甘さもちょうどよく、6種類すべて最高の味でした。その中でも特に好きだったのが「栗餅」と「薯蕷饅頭」です。どちらも香りがよくほっくりしていました。

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樫舎のご主人は北から南まで日本各地の材料を取り寄せて、季節の和菓子を作っているようですが、どの季節も必ず奈良吉野の葛を使った葛焼きを作るそうです。次回も葛焼きを入れて、6種類のセットを作るという話をしていました。

今回のオンライン講座+和菓子セットは7,150円でした。次は12月に開催されるようなので、また申し込んでみようと思います!


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