アスルクラロ沼津VSセレッソ大阪 新潟の至宝 秋山
今回もレポート制作が遅れてしまい申し訳ありません。また今週からテスト週間なのでレポート制作ができないかもしれません。今回の目次です。
1 両チームのスタメン
今回沼津は4141を使用。菅井選手をアンカーに置き、秋山、普光院選手をインサイドハーフに起用、左サイドバックには大迫選手を起用しました。対するセレッソは3421を採用しました。
2 両チームのシステム
次に両チームのシステムを分析していきます。沼津の攻撃時、セレッソの守備時は下図のようになりました。
この試合、セレッソは守備時シャドウとウィングバックが1列下がり541の形で守り、対する沼津は攻撃時両ハーフが中に入り、両サイドバックが幅と高い位置を取る形を使用しました。
次に沼津が守備、セレッソが攻撃時のシステムです。この場合のシステムは下図のようなシステムになりました。
セレッソは攻撃時シャドウが中に入り、ウィングバックが幅を取り高い位置を取りました。沼津は守備時4141を使用しました。この試合の前からの守備については後程分析していきます。
3 沼津の前から守備
この試合でまずよかったと思ったのが、前からの守備の形がしっかりデザインされていたこと。ここからは守備の仕方について分析していきます。
沼津はこのように前から守備をしました。この形だとボールと反対サイドが空いてしまうのでは?と思うかもしれませんが、このように片方のサイドに圧縮するため反対サイドは空けていいという考え方です。またこの時インサイドハーフがボランチについていくため、中盤が空いてしまうのでボールとは反対のサイドハーフの選手が中に絞るなど、中盤に空いたスペースを埋めることが重要になります。
これに対し後半、セレッソは4バックに変更しました。
ですがこの形に変更しても、あまり効果は見られませんでした。1トップの渡邉選手がサイドを限定する形は変わらず、下りてくる選手にもインサイドハーフの選手がついていくため、マークの際にズレをあまり生み出せていなかったと思います。
ここからは推測なのですが、このような形が作られたことには秋山選手の影響が大きいと思います。この試合を愛鷹スタジアムで実際に見ていて、秋山選手が守備に際に指示を出し周りを動かすシーンがありました。強いチームには必ず頭のいい中盤がいるので、このように周りを動かすことができる秋山選手の加入はかなり多きと思います。
4 大迫選手の起用
この試合で先発起用された大迫選手はとても良い働きをしていたと思います。特に攻撃面での活躍が素晴らしかったと思います。なぜかというと、センターバックがボールを出せるシーンで高い位置と幅を取ることができていたからです。これにより
このように、マークに迷いが生じる、2対1の状況が作り出せていました。これによりサイドから崩すことができていました。
また、66分3秒のシーン。この時、流れで前澤選手がサイドに流れるのですが
代わりに大迫選手が中に入る動きができていました。このように、サイドの状況に合わせて動きなおすことができており、とてもよかったと思います。
5 パスコースを空ける動き
この試合、普光院選手、秋山選手共にとても素晴らしい活躍を見せていました。ですが1点だけ、改善するだけでもっと素晴らしい選手になる箇所があります。
それはパスコースを作る動き。下図をご覧ください。
これは31分49秒のシーンです。この時秋山選手はここでボールを要求しているのですが、見てわかる通り前澤選手へのパスコースを消してい待っています。またこのように前澤選手へのパスコースにかぶることで、秋山選手についているマークも付いてきてしまいパスコースがなくなってしまいます。
このときは
前澤選手がサイドバックとセンターバックの間に下がりバランスを取りました。このようにパスコースをつぶしてしまうポジショニングが普光院選手、秋山選手とどちらにも見られました。この際は
図のように中に入り、パスコースを空けるなどの動きが必要になります。これができれば、沼津の中盤のレベルはリーグの中でもトップクラスになると思います。
最後に
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