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#ホラー
【小説】ある駅のジュース専門店 番外編「ある駅の小さなレストラン」
仕事帰りに乗った電車で居眠りをしてしまい、慌てて降りた駅に、人の気配は無い。構内のシャッター街を彷徨っていると、一軒だけ、シャッターが開いている店を見つけた。
レンガ調の壁紙と木製のフローリング。ダークブラウンのカウンターに赤い椅子。やけに薄暗い店内を、カウンターの上に置かれた赤いテーブルランプがぼんやりと照らしている。出入り口の上に掲げられた看板を見ても、見たことのない文字ばかりで全く読めず