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虚構日記 note版 2024年9月24日

この日は通院のために電車に揺られている間、読書していた。
で、読書に夢中になって目的地の駅を乗り過ごした。
しかたなく、次の無人駅で降りてまた読書にふけっていた。
すると、その駅に移動図書館がやってきて、つい立ち読み。
あんまり熱心に読んでいるものだから、司書兼運転手らしき人が
「この駅やってきてもあまりお客さんが来ないので嬉しいです。
ところで、お客さんはどちらから?」
おれが住んでいるところを告げると
「まあ!こんなところまで、借りに来てくれたのですか?」
そんなわけないやん、と言おうと思ったが、
「じゃあ、サービスです!今読んでいる本あげます」
おれは断ろうとしたし悪いと思ったが、ついそのまま貰っておくことに。
礼を言おうとしたが、もう移動図書館は出発しかけていた。
それに折り返しの電車が来ていたので、慌てて飛び乗った。
それから診察で上記の話をしようと思ったが、辞めておいた。
ちなみに帰りの電車でも貰った本を読んでいて、あやうく乗り過ごすところだった。

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