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授業の導入 考え方

こんばんは。
夜中の寝れない時間にnoteを書くのが主流になっていきそうです。

最初の自己紹介から間が開きましたが、やっぱり私は授業の導入にこだわってお話をさせていただこうと思うのです。
なぜ導入が大事なのか??

みなさんは経験があるでしょうか?
・先生の声眠たくなる
・社会って教科書の内容まとめるだけ
・授業やめておもしろい話してよ
というような生徒の声を。

生徒の気持ちは痛いほどわかります。
おもしろい授業が受けたいのです。
生徒たちもせっかく学校に来ているのだから楽しく過ごしたいのです。

これまで褒められた経験も乏しく、自分に自信が持てない。だから授業で発言もしにくい。
何か言えばまたバカにされる気がする。
だから自分を守るために誰かを攻撃するような言動を取っちゃうことってあると思うんですよ。そんな授業ってつまんないから、最終的には寝ちゃうんですよね。
そうなったらもう誰も相手にしてくれない。

でも、せめて授業の導入ぐらいは学力差に関係なく、みんなであーだこーだ言い合える時間にしたいと思うのです。

私の大好きな導入を少し紹介します。
中学社会科公民的分野 「消費者の権利の保護」
教師:T 生徒:S

T:アメリカで実際にあった話しです。
 一匹の猫を飼っていたお婆さんがいました。
 ある日大雨が降って、ずぶ濡れになった猫を見        ておばあさんは早く乾かしてあげたいと思い、ある行動をとります。その行動とは?

S:ドライヤーで乾かす
S:ストーブの前に置く

T:なんとお婆さんは猫を電子レンジで温めたので  す。

S:えー
S:やばいやん

T:その通り。猫は死んでしまったのです。
 その後お婆さんは、電子レンジの製造会社に電 話をかけます。「もしもし、うちの猫をおたくの電子レンジで温めたら死んでしまったのよ。どうしてくれるの!!」と激怒していますり

S:お婆さんクレーマーやん
S:常識で考えたらわかるやん

T:後の裁判ではお婆さんが勝訴します。

S:え!なんでなん??
S:会社が悪いの??

T:会社側はなぜ裁判で敗訴したのか?

S:えー、不良品だったのかな?
S:お婆さんが酷いクレーマーすぎて

T:実は説明書に「動物を温めないでください」と書かれていなかったのです。
だからお婆さんは猫を温めても大丈夫だと思ったのです。

T:今日は消費者の権利を守るための工夫を考えます。企業は私たちがモノを買ったり、使ったりするときにどのような権利があるのでしょうか?
それはどのように守られているのでしょうか?

という具合で授業に入っていきます。
この話は製造物責任法(PL法)の話につながっていきます。
一見、授業とは関係無いように思えることが、社会の授業内容につながっていきます。
「あ、なんか先生おもしろい話してくれるんかな。聞いてみよう」→「ちょっと一言しゃべってみたい」というふうに授業の最初に感じられると、導入は成功だと思っています。

すなわち子どもたちの脳に散らばっている知的好奇心をくすぐる体験を導入でしたいのです。
共感いただけるでしょうか?
また紹介しますね。

乱文になりましたが、拝読ありがとうございました。

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