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ジェンダーと色の関係「らしさ」による偏見を無くすためにできる事
女性にプレゼントを贈る時「とりあえずピンクの物を選べば喜ぶだろう」
男性には「青系なら間違い無いかな」こんな選び方していませんか?
固定概念を持つ原因
そもそも性別で色を決める文化が間違っているのですが、日本では小さい時からその様な一方的な決め付けに曝されて育つ場面が何度かあるかと思います。例えば自分が小学生時代ランドセルの色は黒、紺、赤、ピンクでした。前者は男子後者は女子が選択するという暗黙のルール。この時点で男子は黒、女子は赤と決め付けられている様な環境に小学生から身を置く事になります。
他の記事に描きましたが「トラウマの色」についての記事で自分は青が好きでカナリア組になりたかったのに、クラスカラーがオレンジのアヒル組になってしまって行事がある度にオレンジのアイテムを身につけさせられる事が嫌で嫌で仕方なかった事について書きましたがランドセルの色の選択も物心つかない内からおじいちゃんおばあちゃんやご両親が選んできた様にそのまま子供の性別に応じて買い与えられていく流れが出来上がってしまいました。
しかし今はいろんな色からランドセルを選ぶことができ、性別に囚われず選択が可能です。ただ男の子がピンクが良いと言えば多くのご両親は反対するだろうしもしそのまま選んだとしても同級生に他の子との違いによっていじめられたり、少なくとも「なんで?”男の子なのに”」という言葉が浴びせられるんじゃないかなと予想できます。
多様性と個性を大事に
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今日インスタグラムのライブストリーミングで描かせて頂いた男性です。彼の彼女さんからお誕生日プレゼントにしたいとリクエストを頂きました。
モデルが男性だからピンクを使う事を自分は恐れないですし、彼のチャーミングな笑顔に似合うと自信を持って言えます。男性だからといって青、ネイビー、ブラックばかり使っていては「お祝いムード」からかけ離れた配色になってしまいます。また、男性だから女性だからといって「その性別らしいとされる色を好むかどうかは個人次第」です。今はジェンダー差別などの抗議運動が知れ渡り尊重されるべきである事が当然の権利である事を若い世代から知っている時代になりましたがまだ「古い考え」が残っている事が現実です。
この記事を描いた理由も自分がジェンダー差別が無くなることを望んでいる事とカラーセラピストとして色についての理解をシェアする事で、その色を人が求める理由は別にある事も理解していただけるきっかけになるんじゃないかという希望からです。
あなたが選ぶ色=今求めている物(感情)
例えば、あなたがピンクを欲しているなら次の様な感情が隠されているかもしれません。
ピンクを求めている時
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寂しい、甘えたい、または他人や自分自身への愛情を欲している時。優しさに触れたい時。そんな時は自分自身にご褒美をあげたり労ってあげましょう。ゆっくり1日を自分のためだけに使ったり美味しいものを食べたり。それぞれの「贅沢」の形をぜひご自分に!
青を求めている時
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冷静な判断をしたい、1人の時間が欲しい、ゆっくりリラックスしたい、睡眠時間がもっとほしい。精神的に癒されたいなど。
いかがでしたか?ピンクも青もジェンダー関係なく求められる色であり人の感情によって色は変わります。なのでもし必要な色が固定概念で自分とは違うジェンダーを「連想してしまっても」それはあなたがあなたらしくないという意味ではないと理解して欲しいなと思います。どんなジェンダーであっても優しさを司るのはピンクで有り、クールダウンしたい時は青です。
冒頭にある質問の様に男性に比べて女性の方がピンクを好む傾向にある確率が確かに多いかもしれませんがそれが、あなたがプレゼントを送ろうしている人に当てはまるかどうかは解りません。
嫌いな色がピンクという女性も大勢います。性別や固定概念で「きっと好きだろう」というのは既に時代遅れになりました。固定概念で色に縛られるのではなく、色を人の癒しやパフォーマンス向上の為に利用する事ができればそういった一部の差別からも解放されるのではないかなと期待しています。最後までご拝読ありがとうございました。
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