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L3_Lulun
2023年11月16日 03:45
だれも知れない きみの 空/くう を揺蕩う :「心って重いんだよ。」 宇宙の底で響いてる。ずっときみの言葉が。どこのどいつにも分かりっこない分かりっこないって散々灰皿に綻ばせて、そうしてまたどっかの星に魔法をかけてみたりして。きみの優しさはいつだってひとりきりだね。たぶん本当の意味でぼくもぼくになった時、誰も傍にはいられないんだろうから、それまできみとひとりをひとりで温
2023年11月18日 02:30
「あなたは今何を見ているの?」ぼやけた視界に真っ白なカーテンが揺らぐ。「あなたがどこにいるのか私にはわからないけれど。私はこの場所が好きなの。」静かな砂浜に波の残像と足跡だけが残る。それもじきにざらついた音と共に霞みゆくが、今は辛うじて。その軌跡に時が縋りついていられた。顔を上げるのはいつぶりだろうか。そこに映ったのは真っ白なカーテン、いや、私には見る事の出来ないはずのも