贋作ウラン硝子時計の実態を暴く!! ~ 前編
まえがき
レトロ好き、昭和マニアの間で人気のウラン硝子。
微量の放射性物質が含まれていて、淡く光るという何とも怪しい雰囲気の硝子ですが、もちろん現代においては、生産はおろか、そのような硝子の使用も推奨されていません。
ウラン硝子とは?
贋作時計の代表
そんな魅力的な硝子を使用した置き時計がかつては生産されていたのですが、時代と共に消えてしまい、現代においては酸化鉄やマンガンと言った代替の金属着色料を使用した硝子製品や、透明度の高いアクリルなどの樹脂製品に置き換わってしまいました。
今でも、オークションや個人売買サイトではそういったウラン硝子置き時計が取引されているのですが、中にはウラン硝子を使用していない「ただの色つき硝子模倣置き時計」・・・いわゆる贋作置き時計が流通しています。
こう言った時計は、はっきり言って悪質なコピー商品なので本来は販売禁止であり、取り締まり対象になるはずですが、なぜか規制すらされず堂々と取引されています。
この辺りは個人売買という事で取り締まり自体、緩いのかもしれません。
まあ、所詮贋作ですから、そういった情報をきちんと開示して適正価格(?)で販売される分には許される(??)のですが、中には数万単位の価格で販売されている商品もあるので、ここまで来ると
てめー!! ○○してやろーか!? o゚(○=((≡▼Д▼≡))=〇)゚O゚)punch!
って思いますわ💢
古時計の偽物に注意
いつも古時計の情報源としてお世話になっている
のこちらの情報
によると、
切子胴、宮型、硝子枕などが贋作硝子時計の代表との事です。
とはいえ、素人目にはどこが違うのか、写真だけではわからないので、実際に手に入れて、検証してみました。
当然、こんなものに大枚はたくつもりは無いので、狙いは故障していないもので数千円から1万円以下。
なかなか良い物件(笑)が無くて苦労しましたが、無事1万円未満で入手。
見た目はそこそこ綺麗なので大丈夫では無いかと。
と言うか、こんな”贋作”にカネ払うのも何だかな~、とは思いましたが、これも世のためです。
では早速分解してみます。
~~ 後編に続く
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