見出し画像

TAMA SPEED COBRA HP310LW 改良作戦

さて、コストダウンの影響を受けているスプリングフックのローラー部ですが、動きが悪いようで、うまく回転しません。
外して確認したら、どうやらずっとスプリングをかけた状態で放置していた事で、ローラーがビスに固着していたようです。

円筒形の金属パイプがスリーブ

ローラーを外してみると樹脂製のローラー軸に金属製のスリーブが挿入されているのですが、最初段付きビスだと思って触っていたら、スポッと抜けてビックリ(゜Д゜)
別体のスリーブだったんですね。分解して再度組み付けたらスムーズに回転するようになりましたけど、こんなところもコストダウンの影響なのかなと。
上位機種はここがベアリングなんですよね~。
ちまたではカノープスのスピードマスターベアリングに変える方もいるようですが、新品でも2万強程度で購入できるエントリーモデルのフットペダルに、両側で1万円以上かけるのはどうかと。。。
https://canopusdrums.com/jp/product/speedmasterbearing/

と言う事で、このままでも十分使える状態になったのですが、せっかくなので上位機種のように改良する計画発動!(笑)

左がHP9Sスピードリングセット。

購入したのは左側のTAMA純正パーツ HP9Sスピードリングセット。
実はこれ、新型アイアンコブラに先ほどのカノープス スピードマスターベアリングを取り付ける際に使用する、旧型アイアンコブラ用パーツなんです。

https://www.soundhouse.co.jp/contents/column/index?post=942

素人目には最初からスピードリングが付いているのに、なぜわざわざベアリングをさらに違うベアリングにするのか? と疑問ですけどね🤔

交換は簡単。純正のローラーカムパーツとスプリングに付いたフックを取り外し、取り付けるだけ。
純正はドラムキーで角度が調整できるけど、HP9Sは通常の6角穴付きボルトなので調整が面倒になりますが・・・。
ネジの太さも異なるので角頭ネジにも交換できません。その辺りは仕方ないですね。

取り付けるとこんな感じで上位機種のHP910シリーズみたいになります。
スレーブ側のコネクティングロッドとの干渉ももちろん問題なし!

装着後、テストしてみたら、ビーターの戻りも良いし、ペダルも踏みやすくなった感じ。
ただでさえアクションが素早いスピードコブラですが、さらにスムーズさがプラスされた感じで、ダブルを踏む際の突っかかり感がなくなり、スプリングも弱めにセッティングすることができました。
試しに手でビーターをヘッドに押しつけ離すと、純正樹脂ローラーはあるところから急に揺動が減衰するのに、スピードリングは徐々に減衰し、摩擦抵抗が明らかに減り、スムーズさが異なることが確認できました。

これをやったから、技術が向上するとか、プレイがランクアップするわけではありませんが、まあ、自己満足という事で😅
そんなわけで改良計画は、ひとまず大成功!!🙌🙌

同モデルをお持ちで自己満足を満たしたい方、並びに少しでも上位モデルに近づけたいとお思いの皆様。
スピードマスターベアリングに交換するより、遙かにローコストでグレードアップできますので、是非挑戦してみてください。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集