『へんなの』あとがきを読み終えて
⚠︎内容については触れていませんが、場合によっては微ネタバレありかもです⚠︎
ランジャタイ国崎和也の、いや国崎⭐︎和也の『へんなの』を読み終えた。
途中うるっとくる話もあれば、出ていた涙が引っ込むくらいなんだこれ!?!と笑ってしまう話が混在していて、なるほど、あの芸風になるわけだと思うような内容だった。
国崎和也は本当におもしろい人間である。
この人と同じ時代に生まれて来れたことが嬉しくてたまらない。
読破後、本の端っこの方に小さく二次元コードがあって、読み取るとあとがきのページに飛ぶことができた。
これは読み終えた人のためのものなので、内容についての感想は伏せるが、本編では国崎の過去を追体験するような文章に対し、あとがきでは私自身の目を見て話しかけてくるような文章だった。
それはもう、じっと目を見て、鼻と鼻がつきそうなくらい近くて、これだけ近かったら顔が見えないくらいな距離で。
国崎の語り掛けで自分自身が今どういう状態なのか、改めて考えることになった。
楽しい?
悲しい?
面白い?
怒ってる?
今まで目を背けてきた自分のことを、国崎の文章を通して見つめ直す。
ああ、そっか、私は今こんな感じなんだって気づく。
自分に近い存在は自分自身である。それを教えてくれた気がした。
近すぎてみえない、まるで大切なものみたいだ。
自分を大切にできない私なのに、あのネタのあの台詞を自分自身に言い聞かせていた。
なんて感情的になりながらあとがきを読み進める。
どんだけスクロールをしてもスクロールバーはまだまだ上の方。
やった!まだまだ読める!!
と思いながら読み進める…😇
私は彼のことをまだまだ知らないけれど、国崎らしいなと思うあとがきだった。
最後の方にリンクがまた1つあって、どうやらそのサイトにいくためにはもう一度読み直さないといけないっぽい。
ええ!?!!
また読むの!?!!!
また読めるの!?!!!!
読み終わった後の「あー終わっちゃった。もっと読んでいたかったな」という余韻に数分だけ浸ってからまた最初から読み直す。
もう一度この面白い文章を読んでいいんだ!!!!
わくわくする!!!
電子書籍で買ってたけど、もうせっかくなら紙媒体でも買っちゃおう!!!!
すぐさま本屋に向かって走り出した。