【美術展2024#82】ゴミうんち展@21_21 DESIGN SIGHT
会期:2024年9月27日(金)〜2025年2月16日(日)
あれ?
「ゴミうんち展」と聞いていたのだが展覧会のタイトルがどこにも書いてない。
おしゃれな六本木に「うんち」の看板は出せないということか?
中に入っても「ゴミうんち」の文字は無し。
ようやく「うんち」あった。
けどこれもなんか日和っているな。
もっと堂々とブチ上げればいいのに。
犬のうんちを漆で固めたものを固めて作った犬。
うんちも作家自らの手で集めているのだね。
うんち句。
21_21お得意の陳列系展示が続く。
特に今回は佐藤卓氏が展覧会ディレクターということでよりその色が濃い気がする。
一見ドラマチックなモノクロ写真を集めた平面作品のよう。
だが、実はサビ。
フンの動物再び登場、今度はロバ。
フンの動物三度登場、今度はヤギ。
冒頭の謎の草はここで種明かし。
そしてシカもいた。
飛行機版ゆりかごから墓場まで。
こういう俯瞰写真大好き。
下水汚泥からタイルを作る。
なんかとてもいい気がするがコスト面ではどうだ?
布を織るときに出た落ちた綿を圧縮して作った工業用フェルトの服。
先ほどの草の人の別作品。
21_21 DESIGN SIGHTはいつもデザインとアートの境界線上を行ったり来たりしながら世界の様々な問題の解決方法のヒントを与えてくれる。
今まで気付かなかったことや見て見ぬふりをしてきたことなども含め、もう少ししっかりとアンテナを張れば見えてくることもまだまだたくさんあるはずだ。
自分一人では何も世界は変えられないかもしれないけれども、みんなの力を合わせれば少しでも世界を変えられるかもしれない。
そしてそこにデザインが加わることでより美しく世界を変えることができるはず。
その過程はきっと果てしなく泥臭いだろうが、それをスタイリッシュに提示してくれる。
私にも何かできるかもしれない。
もっと想像力を膨らませよう。
もっと美意識を高めよう。
21_21 DESIGN SIGHTの企画はいつもそんな前向きな気持ちにさせてくれる。
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