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夏休みの飯炊きおばさん
今年もまた、夏休みがやってきてしまった。
1日3食、飯炊きおばさん業のはじまりはじまり。
今夏もほぼリモートワークの夫がいるため、毎度4人前必要である。弟は小学生になって食べる量が増えてきたし、兄は高学年になって私以上に食べるようになった。
何度も夏休みを経験してきたけど、必要量は常に過去最高を更新して、負担は右肩上がりだ。4人前の材料を購入し、作って食べて片付けてを毎日3回きっちり繰り返すと、家事に占める料理時間の長さにため息をつきたくなる。
これ、子どもの成長とともに、ジワジワしんどくなる家事だよなぁ。
「成長期男子は一食一合」なんて話も聞くし、これからどんだけの飯炊き地獄が待っているのだろうかと思うとコワイ。弟なんぞ、サッカーをやり始めてしまったので、なおさらコワイ。
あー、今は考えないようにしよう。
家族の人数が多いお宅は、どのようにやりくりしているのだろうか。
学童や部活で、夏休みは毎日お弁当、という子もいるだろうし、飯炊きおばさん・おじさん業を、フルタイム勤務しながらこなしている人もいる。作り置きとか、まとめ買いとか、いろんな技を駆使して乗り越えていらっしゃるに違いない。
我が家もある程度まとめ買いしたり、多めに作ってストックしたりもするが、3食面倒見ると、あっという間に材料もタッパーも空っぽになる。家族がもっと多ければ、作り置きの仕込みもちょっとした小料理屋レベルになりそうだ。
そういえば、以前のinfocusさんの記事で、サラッと「いつも餃子100個を作る」と書かれていたのにビックリしたのを思い出す。
6人家族の食事準備、ホント尊敬しかないです。
メニューを考えるのも一苦労で、朝から「夕飯何食べたい?」と聞いてしまう自分がいる。
しかも、聞けば「餃子」「オムライス」「カレー」と言われるのがオチなのに。そのあたりはとっくに作り済みで、浮かばないから聞いているのに。つい口が動いてしまう。トホホ。
結局、あらゆるレシピを総動員して、助けてもらっている。クックパッド先生や、クラシル先生はもちろん、note料理家の皆さんにもこっそり、たくさんヘルプしていただいている。
ぽなさんのこのレシピ。家族に大好評で今月2回作った。リピート歓迎は大変にありがたい。男は揚げ物。感謝です!
出来合いで済ますときもあるが、自分で作る方が断然お安い。ケチケチおばさん的に、手料理主体の生活をやめられないというのも、自分で自分を追い込んでいる気がする。
グチグチ文句を垂れ流しているけど、こういう生活を選んだのは自分だよなぁと、天井を仰ぐ。
結婚するまで実家住まいだった自分にとって、家事は子育てとともに、突然与えられたミッションだった。
できることが増えるたびに家事タスクは増えていき、「夏休みの飯炊きおばさん業」を担うに至ったのは、兄が就学した5年前。そして5回目の夏も、慣れることなく、嘆息を漏らしながら台所に立つ。でも5年間、受注し続けて、放り出さなかった、私の大切な仕事だ。
子どもたちが大きくなり、飯炊きおばさん業を返上する日が来るまでは、せっかく拝命したお仕事、気張って行こうじゃないか。
同い年のソフトボール上野選手の活躍に感動した飯炊きおばさんにも、力がみなぎってきたぞ。明日は買い出しday。note料理家の皆さん、引き続き美味しいメニューを楽しみにしております!