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水曜日の公園遊び

弟の幼稚園は分散登園続行中。水曜日は年長が休園日なので、来れる人は公園で遊ぼうとの連絡が入った。元々、毎週水曜日は午前保育で、降園後にお昼ごはんを持参し、みんなで公園遊びをするのが通例だった。だが、3月からは自粛していて、半年振りの復活である。

弟の学年は仲が良い。どんなに人数が増えても、遊びたい遊具や、やりたいことによって遊ぶ相手を変えながら、2〜5人程度のグループに分かれて遊び続ける。それぞれ仲良しさんはいるのだが、公園で遊ぶときにはその枠を取っ払うのがおもしろい。自分が今やりたいことを共有できる友だちが、一緒に遊びたい友だち、ということのようだ。

久しぶりの公園遊びで、成長を感じることがあった。男女入り混じったひとつのグループが、色おにを始めたのだ。幼稚園では年中の後半あたりから、外遊びで鬼ごっこを教えてくれる。ルールを学ぶと同時に、おに決めのやり方も学んでくるので、メンバーさえ集まれば、いつでもできる状態になる。

最初にしっかりルールを教えるのは、モンテッソーリ教育らしいところ。モンテ園の子どもたちは、ルールに従って遊ぶことを年少の頃から学んでいるので、年長ともなればゲームやごっこ遊びが正しく成立し、遊びの本質的な楽しさを体感できるようになる。すると、再びやりたくなって、「今度は氷おにを覚えよう!」という好奇心なんかも湧いてきて、鬼ごっこの世界は広がりを見せるのだ。モンテッソーリの考え方にある『自由と規律』の良い例かなぁと思いながら、ほほえましく眺めていた。

休園終了直後は、少々ぎこちなかったお友だちとの関係も、すっかり以前の調子に戻ってきた。今後、またどのような状況になるのか予測がつかないが、できる限りで同年齢の遊びの機会は設けてあげたい。

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