ネット広告とPRの違いについて
この記事では、
ネット広告の使い方とPRの使い方について
よくわからないという方。
そして、ネット広告をどんな時に使ったらいいの?PRってどんな時にできるのか?
詳しく書いていこうと思う。
※以下ネット広告を「広告」と表現していく。
【ネット広告とPRの違い】
そもそも広告とPRで混同する方が多いのだが、その差は歴然
ネット広告とは、当事者が自ら作るまたは、作成依頼を行い代わりに作ってもらい
「広告枠」を購入し情報を掲載する。
一方、PRとは自社とは別の第三者が取材を行い、自社が全く関与できない場所で記事などを作成し情報が発信される。
例えば、新聞・雑誌・テレビなどが一例である。
情報を受け取る側からしたら、「どちらも広告じゃない?」と思われるかもしれないが
発信の方法から考えると、大きな隔たりがある。
それは、「自分発信」か「他者発信」か。
という点である。
人というのは、どうしても本人評価は受け入れられない。
そして、口コミで商品が広がっていくということを
金融業界でも格付けがあるのが最たる例だろう。
つまり、情報の信憑性・確実性としてはPR記事の方が遥かに高いのである。
(※第三者が発信している内容が間違っている場合もあるので、そこは注意して欲しい)
では、両者どのようなメリットデメリットがあるのか詳しくみていこう。
【ネット広告のメリットについて】
1:購入やお問い合わせまで情報の流れを全てコントロールすることが可能
広告を使うメリットは一つ、全てを管理下に置くことができるということ。
クリック率が悪ければ広告文を変更し、再投稿したり自分の主観以外に数値として反応が取れる為
施策がうまく行くまで試行錯誤し改善することが可能だ。
2:相手を選んで配信することが可能
これは媒体によるが、相手の特徴・特性を指定して広告を配信することが可能。
特定の配信をすることによって相手の興味のない広告は制限することができる。
【PRのメリットについて】
1:予算をほぼ掛けずに、情報を伝達することが可能
予算がかからないというのは、とても魅力的だと思うのは筆者だけではないだろう。
なぜ予算がかからないのかというと、PRを行う新聞社やテレビ局があなたのイベントや会社へ訪問し
取材を行い、それをもとに記事や番組を作るため製作費や広告枠の競争など気にする必要がない。
2:「伝える」プロが作っているので確実に伝わる。
これは意外と見落とされる部分ですが、プロが制作を行ってくれるので
制作費・社内稟議などを気にすることなく、記事や映像が出来上がり視聴者へ確実に届けられる情報になる。
【ネット広告のデメリットについて】
1:押し売りに近い出し方をしてしまう時がある。
使い方次第ではありますが、結局プッシュ型のコミュニケーションになるので
悪く言えば、押し売りに近いとも言える。
しかし、これはあくまで欲しくない人へ訴求した場合だ。
裏を返せば欲しい人に対して広告を出すのであれば、全く問題がないと言える。
自分でセッティングをする際は、相手の気持ちになって考えることができれば、より良い広告の出稿ができるのではないだろうか?
2:予算を使えば結果が出るわけではない。
お金を払えば結果が付いてくるなんて、そんな甘いことはない。
事実それでうまくいかず、運用代行業者を探すなんてことが頻繁に起きている。
(それまで使ったお金を業者に任せていればどれだけデータが取れたことだろうか、、、と毎回思う)
お金を使っても正しいターゲットに適切な形で届かなければそれは全く意味をなしていない。
もちろんCMのようにターゲットとなる人をあまり決めずに行う広告もあるが
ここで言うネット広告では、殆どの場合売上げを上げたい方が大半ではないだろうか?
売上げを上げる為には、それなりのターゲット設定が必要になる。
それがうまくいかなければ変更しなければいけないし、
それなりの準備が必要であることは言うまでもない。
【PRのデメリットについて】
1:ブランドコントロールが難しい
これはPRだからこそ起こってしまうのだが、PRというのは第三者が制作・発信するもので、自社を介さずに情報が伝播していく。
PR会社が良いと思わないと、それは映像や文章でよからぬ形で出てしまうこともある。
近い事件だとガイアの夜明けの「○オパレス」事件だろう…
詳しいことは検索していただけるとすぐに出てくると思う。
2:過度な期待は禁物
過度な期待を寄せてしまうと、これはお互いにとって不要ストレスを生んでしまうことになりかねない。
むしろ、PRの際は期待値0とおもてなしの精神で取り組んでいただくとより良い結果につながると思う。
お互い人間であることに変わりはない、よくされれば「よく書こう・よく作ろう」と思うのが人間の性である。
行き過ぎた期待や過度な成果主義では、良い結果は出ないだろう。
【最後に】
それぞれに強み弱みがあり、取り組むべき課題も変わってくる。
まずは何が必要で何が不要なのかをしっかり考えながら取り組んでいくと良いのではないだろうか?