Lofree FLOWの打鍵をもっと良くする
またうっかりキーボードのカスタマイズをしています。
今回は、非常に単純な静音手段となる、静音リングについてです。
静音リングとは
静音リングは、キーキャップにはめるものです。
シリコンでできていて、キーが底を打つ音を軽減します。
K3でも使おうと思って、つけてみたのですが、設置前後では、かなり打鍵感に違いが出てしまい、つけると打った時にゴムの感覚があって、あまり好きになれなかったのです。確かに静音性はアップしたかもしれないけれど。。
FLOWの場合も、やはりキーの底づきの音が結構気になっていて、静音リングをつけてみたらどうなるだろうかと思って、試しにつけてみました。
するとどうでしょう。
特に気になっていた、BackspaceとEnter、そして、Spaceキーの音は格段に静かになり、かつ、ゴム的な打鍵感はほぼ皆無。
おー!なかなかいいじゃない!
と思っていましたら、なんと、キーが浮き上がってしまう状態に。
CommandやOptionキーは左右に少し大きめになっていて、中央に足が1本ありそこにリングをはめると、キーを押す位置によっては、バランスを崩してスイッチから外れてしまうようなことがありました。
これは、大きめで足が1本のキーになる、TabやCapsなども同様に外れやすくなってしまうような現象のようでした。
まぁ、当然、スイッチとキーの間にシリコンの輪っかを挟むのだから、そのような状態になってしまっても仕方がないかと思ったのですが、かなり静音性が上がることから、諦めきれず、そんな不具合を克服した上で、なんとしても採用したいわけです。
そこで思いついたのは、静音リングを半分にカットするという案です。
静音リングを半分にカット!
きっと厚みがあるからキーキャップが浮いてしまうので、そうであれば、半分にカットして厚さを薄くしたらいいじゃない!と。
というわけで、手持ちの静音リングを半分にカットしようと四苦八苦。
シリコンって弾性高いから、カッターを入れるのがなかなか難しく、ペンチで挟んで無理やり半分にカットしました。
半分にカットしたリングを特に音が気になっている、Backspace、Enter、Spaceキーに設置して、様子をみることにしてみました。
半分に切ったことで、キーキャップの高さも抑えられる結果になり、結果いい感じに。
そして、リングの厚みは半分程度でもしっかりと静音性が担保されるようです。
ひとまず、Backspace、Enter、Spaceキー分を用意したことで、もっとも気になっていた文字を消す時、文字を決定するときなど、変換のタイミングなど、文字を打っているときの流れから少し外れるタイミングの打鍵音が気になっていたので、それが抑えられることでかなり音が気にならなくなりました。
これで大満足だ!
と思ったのは一瞬だけでした。
全てのキーの打鍵音を抑えたい
やっぱり、全部の打鍵音を抑えたい。。さらに快適なコトコト感を実現したい。
という方向に至ってしまい(これぞ沼。。)
よし、リングを半分にぶった斬ってやるか!と意気込んだのも一瞬。
全てのキー分(80以上、半分に切るので40ちょっと切ることになる)を用意するのはなかなかしんどいぞ。どうしたものか。。
とやや思案。
いやいや、カットしなくても、今使っている静音リングの太さが細いものがあれば良いのでは?という結論に至り、そもそも今使っているリングの太さってどのくらいあるのだろうか、と。もっと早く気がつけよ、、というような発想に至りました。
というわけで、過去の購入履歴から調べてみると、現在使っている静音リングは、どうやら2mmのもののようです。
もっと細いものがないか調べてみると、1mmと1.5mmのものがありそう。
でも、1mmの方は、何か、パッキン用の部品のようで、キーキャップの足の径に合わなそうなので、1.5mmのもので、CherryMXというキースイッチの対応を謳っているものを試してみることにして、とりあえず購入してみました。
しかも、思っていたよりも細すぎて静音性があまり上がらない。というレビューしっかりみて、むしろ、望むところ!と。
実際に届いた商品はこちら
ということで、配達され、設置してみた結果!これは大成功です!!
全てのキーに嵌め込んで、キーのバランスも崩さず、静音性もしっかり担保でき、打鍵感も損なわず、イメージした通りの打鍵が実現できているのではないかと思います。
若干リング自体に個体差があるのか、ややキーキャップに浮きのようなものが見えるような気がしますが、(もしかしたら元からそうなっているかもしれない)誤差という程度とも思われるので、一旦今のままで運用をしてみて、気になったら、細かい点を検証をしてみようと思います。
キーボードのカスタマイズは楽しい!
Lofree FLOWはそのままでも十分に素晴らしいキーボードです。
とはいえ、私の作業環境では、オンライン会議中にキーボードを打ったりする場合もあるため、そのままだと、少し大きな音がしていると感じてしまい、相手側にキーボードの音が伝わってしまっているか、気になるのも事実。
そういった状況の中では、カスタマイズができるメカニカルキーボードという特性を活かして、静音リングをつけて、静音性を上げるという非常に簡単な手段を取ることで、満足度の高いカスタマイズすることができました。
どうやらYoutubeを見てみると、FLOW専用の静音スイッチを開発しているようなので、それが出回るまでは一旦今のままで行ってみたいと思います。
ぬまぁ。。