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ヘルニア、Near hell、Go to HELL!

この手の話を直接ゆっくり聞いてもらえるような機会があまりないので、どうにか文章にしてみたいのだけどうまく表現できるか自信がない。

僕は先日、奇跡を体験しました。・・・とはいえ変なセミナーへのお誘いとか、最終的に高価な壷の販売とかをするわけでもないので奇跡というか、自分では未だに信じられない経験って感じ。

ひとつ前のnoteにも書いたんだけど、僕はもう10年以上ヘルニアに悩まされてきました。ここ数年はなんとかごまかしごまかしやってきたものの、ふとした瞬間に腰に激痛が走り数日寝てないといけないという事が定期的に起こってしまうという日々でした。

1ヶ月くらい前に、気がついたら会社で腰が痛くなり歩けない状態になりました。なんとか周りの人に助けてもらって帰宅。大変だったけど、ここまでは今までも経験のある範疇だったので

「1,2日安静にしてれば動けるようになるだろう」

と痛みを堪えながらも楽観視して眠りにつきました。

異変を感じたのは就寝している最中からでした。今までにはなかったような痛さ、どう身体を動かしても痛みが取れない。というか身体を動かす事もままならないくらい痛い・・・。

翌朝、これはマズいと思い病院に行こうとしましたが、どうやってもちゃんと歩けない。必死こいても通常の1/5くらいのスピードでしか進めない。一歩足を前に出すのもちょっとでも身体の使い方を間違えれば声をあげてしまう程の激痛。

それでも何とか病院に辿り着きましたが、問診票を書くのも一苦労、歩くのもカタツムリレベルのスピードだしから周りの患者さんから「なんだ、こいつ」的な目で見られる、オーマイガ。

ここで話がちょい逸れますが、この日の病院で貴重な経験をしたのでそれも書いておきたい。

かかりつけの病院が休みで、初めての病院に行ったもので最初に色々手続き的な書類に記入しなきゃいけなかったのと、MRIとレントゲンを撮るためにあちこちに行かなきゃいけなかったのだけれども、本当に酷いレベルの痛みでしたから書類を書いている時に激痛が来て受付でペンを持ちながら崩れ落ちるように倒れてしまったんだけど、受付の人は慣れてるのか

「あ、ちゃんと書いてもらえます?」

と冷たい対応でした。勿論ちゃんと書かずに倒れこんでる僕が悪いのだけど、その時は心底「つ、冷たいじゃないか・・・なんて世知辛い。」と思いながら泣きそうになりました。

なんとか書き終えて(実は書いた後も「ここ、電話番号なんて書いてあるか読めないんですけど」って・・・文字を書くのも激痛だったので読みづらかったんですね。ごめんなさい。)今度はしばらく歩いた先にあるMRI検査室へ向かいました。

その待合室的な場所が混んでいて、座る椅子がありませんでした。ツイてない時はそんなもんだよな、と立っていようとしたのですが、また激痛が腰を襲ってそこでも声をあげて倒れ込みました。

次の瞬間、近くにいた患者のおじいさんが無言で僕を力強く引き起こしてくれたのです。しかも自分の使っていた椅子に座るように促してくれました。お礼を言いながらなんとか座るとおじいさんはまた無言で他の場所にささっと移ってくれました。「自分も患者なハズなのに名も知らぬおじい、、、ありがとう。なんて素敵な世の中なんだ」と思いながらまた泣きそうになりました。

人前で声を上げて倒れるってなかなか危機的な状態で痛みよりも自分が怖かったくらいなんですが、倒れた時のこの対照的な周りの反応を今になって振り返ってみて、色々考えさせられました。もしかして自分だったら受付の人のように振舞ってしまうかもしれないし、別に冷たくはしなくても僕を起こしてくれたナイスなおじいに自分がなれるのか、自信がない。でもこの時の恩みたいなものは直接返せなくてもいつかどこかで誰かにバトン的な感じで伝えたいなと思っております。


というわけで、話を戻しますが病院でおばあさん看護師の人に座薬を入れてもらって、鎮痛剤を飲んではみたものの全く良くならない。(その日からしばらく仕事をバラしてバラして周りの人たちに迷惑をかけまくってしまい、本当に申し訳ございませんでした・・・。)

それでも1週間くらいほぼ動かない(というか動けない)生活をしていたので回復してもいいはずなのに一向に良くならない。もう一度かかりつけの病院に行って鎮痛剤のレベルを上げてもらって飲んでも改善されない。あまりに動かないのが良くないのかとウチの周りを歩いてみたり、もはや休んでいられなくなったので痛みを抱えたまま仕事をなんとかしながら、

「おいおい、おいおいおい。本当にこれはマズいぞ。このまま良くならないなんてことあるの??」

と全く良くならない自分の腰の未来に恐怖を感じながら在宅で仕事をしていたその日。オンラインで座っていた最中に身体の動かし方を間違えたのか、ドン!ドン!ドン!と今まで腰をハンマーで殴られたような今までとは違った痛みが数回発生したので、すぐさま這うようにベットに。気絶するみたいに少しだけウトウトしてると、寝ていながらも

「・・・・ん?んん?なんか寝返りうてるぞ。」

と気がつきます。夢でも見てるのかと思いながらもモゾモゾ体勢を変えても、スムーズ。すんなり動けるのです。

それまでは横になってしまうと起き上がるのも痛いのでベッドの端まで滑るように動いて、足からベッドを降りた反動で体勢を起こしていたのに、試しに普通に起き上がってみると、、、、スムーズ。ノーダメージ。

何故か腰の痛みが不思議と消えてしまっていたのです。まぁ、その日からだいぶ経った最近でも「無理したらよろしくないぞ」という感じはあるものの、日常生活は問題なく送れるくらいの状態まで一瞬で回復したのです。

ちなみに最初に行った病院で医者からは、MRI見ながら

「あー、これ典型的なヘルニアね。ほら、ここ椎間板がビョーンて出っ張ってるでしょ。治るまで3ヶ月くらいかかると思いますよー。仕事?何言ってるの、しばらく休んでくださいー。」

なんて言われていたのにもかかわらず、だ。何がどうなったのか自分でもわからない。どうして急に回復したのか原因、理由が検討もつかない。未だにわかってない。でも突然痛みが無くなったのだ。これを奇跡と呼ばすになんと呼ぼう。(逆に急に良くなった要因がわからないから、次にヘルニアになった時に活かせないし、もっと言うとまた急に痛みが戻ってくるのでは?という不安もあるけれども。)

奇跡だ!何かのおぼしめしだ!とかいうとやっぱりスピリチュアル感じちゃたり怪しい壷とか連想しちゃうから、変なセミナーにも頼らず壺も売らずに僕のこの経験から現実的な解決策を見つけたい。

あの激痛はなんだったろう。確かにそれまでの痛みとは違う種類のそれだったような感覚がある。出っ張っちゃった椎間板があの時急に引っ込んだんだろうか?だとしたらそのやり方がわかれば、、、、なんて考えてみるけど、全然思い出せない。たしかずっと椅子に座っていて、その体勢が辛かったから胡座か正座しながらオンラインしてたんだよな、、、、うーん、、、ダメだ手がかりがなさすぎる。

もし原因というか、あの時の体勢とか身体の動かし方が思い出せたら、病院で引き起こしてくれたおじいの腰の痛みも無くしてあげられるかもしれない。(おじいが腰痛で来院してたかもしらないけども。)

同じような経験してる人っていたりしますかね?いたらぜひ教えていただきたい。もしヘルニアの対応策がはっきりしたら、今後のヘルニアという病気が一気に改善される可能性もありますよね。ぜひ情報をシェアしたい。

そして、ちなみに現在は腰ではなく背中が痛いです。もはや完全体で過ごせる日が来るのか、、、、。

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