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粉もんで晩酌。塩マヨたこ焼き&とんぺい焼き #私の晩酌セット


我が家は夫も私もお酒が強くなく、晩酌の習慣もない。だが、

これ作った日はお酒呑みたくなるよね。

とか

家に友だち招いてこれ作ったら、みんなビールやワイン延々と飲むよね。

とか

毎晩晩酌してたうちのオカンが作ってた一品。

というのがある。

そういう一品を作った日は、缶ビールあけてみたり、白ワイン飲んでみたりする。なので、そんな一品を遠慮気味に書いて、遠慮気味にこちらのコンテストに応募させてもらうことにした。


無限ループ♾に入る塩マヨたこ焼き

「たこ焼きはな、ソース違うて塩とマヨネーズつけて食べるねん。めっちゃ美味しいで」

友人宅で開催されたたこパ(たこ焼きパーティー)。家からたこ焼き器持ち込み、材料買うて友人宅に行き、仕込みを済ませて焼き始めた。さぁ焼きたて食べよう! ソースもかけようとした私とみんなに、その家の主はそう言うた。

ソースかけたら、あんまりいっぱい食べられへんやろ? 塩とマヨネーズやったら飽きんと食べれるで。しかも白ワインに合うねん。

たこ焼きにはソースやろ! と、彼女以外全員が思っていた。だが、試しにやってみたら。

美味しい! 
白ワインに合う! 
これ、延々と食べて呑んでられるね!

関西出身の家主と私だけでなく、関東のみなさんにもめっちゃ好評だった。

塩マヨたこ焼きと白ワインは合う

これは友人が言い始めたことかと思っていたが、そのあと大阪のワイン屋さんが店で白ワインと塩マヨたこ焼き提供されているのを知り、

プロも塩マヨたこ焼きなのか!

と嬉しくなった。

作り方も何もないのだが。

たこ焼き(作ったもんでも、「ソースなし」言うて買うてきたもんでも、冷凍たこ焼きあっためたもんでも、たこ焼きならOK)用意して、マヨネーズと塩をつけて食べる。以上。

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白ワインだけでなく、ビールにも合う。

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マヨネーズも塩も家にあるものでOK。だが、塩はちょっとええやつ使うのがおすすめ。

晩酌だけでなく、晩ごはんにもなる。我が家ではこれだけで晩ごはん済ますこともある。栄養とか野菜とか糖質制限とか、全てのことに目をつぶれば、晩ごはんになり、お腹いっぱいになれる。大人用に晩酌セットだけ別に作り、子供用におかずをまた作る、とかしなくていいので、小さいお子さんおられる方、子連れでたこパしたい方にもおすすめ。

塩マヨたこ焼き∞白ワインまたはビール。

この無限ループにぜひはまっていただきたい。


オカン直伝とんぺい焼き

「この貧乏くさいのん、なんやねん」

ホットプレート見ながら兄が文句を言った。

「貧乏くさいてなんやねんな。この前居酒屋いったとき食べてんけど、ものすご美味しかったんやで」

母がホットプレートの上で、水で溶いただけの小麦粉を広げながら言った。

この時点でかなり貧乏くさい。

その上に豚バラを焼いたの、卵焼いたのを乗せる。最後に鰹節とお好み焼きソースをかけていただく。ちょっと貧乏くささが薄まった。兄と二人で一口食べた。

「美味しい!」

お好み焼きからキャベツやその他もろもろ抜いたような感じだったが、美味しかった。貧乏くさいと言っていた兄も完食。お腹いっぱいになった。

あの日、晩ごはんにお好み焼きをと思っていたのにキャベツが足りなかったのか、兄と私の食欲ではお好み焼きひとり1枚では足りなかったのか。遠い昔なのでよく覚えていないが、兄と私が美味しそうにたべてるのをみて、母が

「そやから美味しい言うたやろ」

とドヤ顔してたのは覚えている。

母が亡くなり、私が母になってから時々作っていた。母の作り方とはちょっと違い、さらにレシピ言うほどではないのだが、先ほどの塩マヨたこ焼きよりはちょっとマシな作り方をご紹介。

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フライパンに薄く油を引き、強めの中火で豚バラを焼く。

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カリッと焼けたら取り出す。

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そのフライパンに卵を割り入れる。強めの中火で焼く。黄味はあえて軽く潰す。焼けたら取り出す。

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最後に小麦粉を水で溶いたものをフライパンに入れて焼く。お好み焼きの生地くらいの固さだと焼きやすい。これは弱目の中火で焼くといい。

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出来上がったら重なる。小麦粉焼き、豚バラ、たまごの順に乗せてみた。

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ソースと鰹粉かけて完成。オカンが居酒屋で食べたと言うてた通り、ビールにもよく合う。

晩酌にはちょっと早い午後呑みにもよくあった。たこ焼きと同じく、こちらも小学生から大学生まで、小腹を減らした子ども(特に男子)が喜ぶ。

安くて手軽で美味しくてお酒にあう。
さらに、子どもも喜ぶ。
いろいろ目をつぶれば、晩ごはんにもなる。

それが私の晩酌セットでした。

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わたなべ ますみ
美味しいはしあわせ「うまうまごはん研究家」わたなべますみです。毎日食べても食べ飽きないおばんざい、おかんのごはん、季節の野菜をつかったごはん、そしてスパイスを使ったカレーやインド料理を日々作りつつ、さらなるうまうまを目指しております。