ターゲットとかペルソナとか決める意味あるの?
ペルソナなんて決めなくても、ザックリとターゲットを決めればいいという意見もあります。私はペルソナまで ちゃんと決めておいた方がいいと考えています。
その理由を書きますね。
ペルソナ本人に響いてた
あるクライアントの作る商品の作風が最近変わりました。どれも洗練されたデザインで素敵なんですよ。
「最近も褒められることが増えました。あの人に似合うものを作りたいと決めてからです」という発言を見て、(あの人って誰なんだろう…)と思っていました。
それがね!なんと私がペルソナで、私が似合うものを作るようにしたそうです。
「え!!だから私が見てどれも素敵だと思ったんだ」(自分で洗練されたとか言っちまったぜ…)
ペルソナを決めると、本当にその人に響くんですよ。
ペルソナによって私だ!になる言葉が違う
これも最近クライアントと話したことなのですが、「レディ」「マダム」「ミセス」「奥様」その人によって響く言葉が違います。
あなたはどの言葉がしっくりくる人ですか?
マダムと呼ばれて嬉しい人もいれば、「そこまで歳いってないわよ!」と憤慨する人もいるでしょう。(昔、小マダムなんて言葉もあったね!)
お金持ちじゃないからマダムじゃなくてミセスという人もいれば、結婚してるからミセスだよねという人もいる。いくつになってもレディと呼ばれたい人もいるでしょう。
因みに私は「どこから見ても奥様だよね」って言われます。そうなんだ(笑)
これは一つの例ですが、その人にしっくりくる、「私だ!」になる言葉は、仮に同じ年齢でもそれぞれなのです。
文章を入れ替えるだけで別な人に響く文章に変わった
サイトタイトルやステップメールタイトルを決める際、気になる言葉を並べては、あれこれ入れ替えて何種類も作ってから選ぶことがあります。
実際にあった例を、ここで明かせないのが、もどかしいのですが、文章の前半と後半を入れ替えたら、別な人に響く文章になったことがありました。
片方は、もうそうなっている人、もう片方は、まだなっていないけどそうなりたい人。前後を入れ替えただけで、響く人が別な人になる。来てくれる人が変わるのです。
言葉選びは大変だけど、実はメチャメチャ楽しい作業なのです。
必ず視覚で確認する
頭の中で単語を並べて考えるには限界があります。客観的に見るには、面倒でも書き出してみることかな。
紙にペンで書くと、簡単に入れ替えることはできません。パソコンでテキストとして書くと、前後を入れ替えたり、コピペして単語だけを入れ替えたり、一部分だけまた使ったりと自由自在です。
書き出してみて、目で見ることで、この単語は誰に響くだろう、この文章はどんな人に響くだろうと考えられますよね。
面倒臭がらずに書き出す。色々入れ替えながら複数作ってみる。あなたのペルソナにどれが響くのか、客観的に見てくださいね。
ペルソナを絞ったら1人しか来ない訳じゃない
1人に絞ったら、1人しか来ないんじゃないかと心配ご無用。最初に書いたように、ペルソナを絞ったことで、褒められるようになった。多くの人が素敵!と思うものが作れるようになりました。
50代既婚で、〇〇に困っている人。←これターゲットです。
ペルソナは、その中で1人を抽出して細かい設定をします。50代既婚で、旦那様は会社員。〇〇に困っているけど、面倒臭がりで、ちょっと自己顕示欲が強くて、人の面倒を見るのは好きだけど、人を頼るのは苦手、子供の手が離れてからパートで働いているので、自由に使えるお金はそこそこあるんだけど、バブル世代なのでお金を使うのが得意すぎて貯金はない…みたいな(笑)
ペルソナを具現化すると、その人にどんな言葉が響くのか明確になりますよね。実はペルソナを作ることにより、ターゲットがより明確になるのですよ。
1人に絞ると1人しか来ない…なーんてことはないので、ちゃんとペルソナを設定すること。その人のことを徹底的に考えてみてくださいね。