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えいえんの微調整

インド独立の父、ガンジーさんは、
「いいものは、カタツムリのように進む」
という考え方をもっていたといいます。

あまりに早すぎる変革は、社会に歪みをもたらす。
一歩一歩進むことで、大きな変化をもたらすと。

NHKで放送されていた番組『100分de名著』では、
解説者の方が「永遠の微調整」ということばで
この考え方を、表現をしていた。

「永遠の微調整」って、すごいことばだなあ。

歴史は「永遠の微調整」でできている。
行動と反省のくりかえしです。

武力に武力で対抗することが
よしとされていた時代があって、
それに対して「ちょいと持てよ」と言って、
非暴力で解決しようとしたひとがいた。
そのひとの思考と行動によって、今があって、
微調整がくりかえされ、次の時代になる。

「永遠の微調整」は、なにも歴史や社会とか
大きなものにだけに、通じるものじゃなくて、
にんげん、ひとりひとりにも当てはまる。

自分のことばで誰かを傷つけてしまったら、
「ちょいと待てよ、こんな考え方でいいのか?」
これは、「かっこわるいぞ」と言動を変えてみる。

ともだちに「いいなあ」と思える、行動をしてもらえたら、
「自分もマネしてみよう」と、行動を変えてみる。
自分が思うかっこいいにむかって微調整。

今まで付き合いっていた、ともだちが
大学デビューで急に、キャラクターを変えると、
にんげん関係にも歪みが生じますよね(笑)。
少しづつ、少しづつ、でいいんです。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
死ぬまで、永遠の微調整ですね。

MONKEY CLIMB | モンキークライム

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マスダ ヒロシ
1年半、世界76カ国の旅から帰ってきて、ウェブマガジン「The U」をはじめました。自由をつくるメディアです。インタヴューやコラムがあります。ぜひ、遊びにきてください。http://theu.jp