増田 雄亮_MASUDA Yusuke

湘南医療大学専任講師、博士(リハビリテーション科学)、認定作業療法士。リハビリテーション病院にて11年間勤務。医療コミュニケーション、意思決定、エビデンスなどをキーワードとして、クライエントとリハビリテーション専門職を繋ぐコミュニケーションのあり方について探求しています。

増田 雄亮_MASUDA Yusuke

湘南医療大学専任講師、博士(リハビリテーション科学)、認定作業療法士。リハビリテーション病院にて11年間勤務。医療コミュニケーション、意思決定、エビデンスなどをキーワードとして、クライエントとリハビリテーション専門職を繋ぐコミュニケーションのあり方について探求しています。

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リハビリテーションという概念について

 リハビリテーションは、専門職が提供する「技術」として認識されていることが多い印象を受けます。そのためか「リハビリテーションを受けた」という表現をよく耳にします。しかし、このような言葉の使用は妥当なのでしょうか。  大学受験の小論文対策をすべく、情報収集をしていた際に出会ったのが「リハビリテーションの哲学」という本でした。「リハビリテーションとは、立ち直りの哲学である」という文面を見て、衝撃が走ったのを昨日のことのように覚えています。リハビリテーションとは、自身のさまざまな

    • 人の行動に関連する要因

      奥原ら(2020)の解説論文を読んだ。 人の行動に関連する理論としては、社会的(認知)学習理論、計画的行動理論、多理論統合モデルなどが有名です。従来の行動主義心理学は、オペラント条件付けは、行動の適・不適という結果に基づいてその生起頻度が変化することをスキナー箱のよる動物実験から明らかにしたものであり、人の行動はそんなに単純なものではないと異論を唱え、主にモデリング(観察学習)に焦点を当てたのがBanduraによる社会的(認知)学習理論であると認識している。ここで特に強調さ