志を持つとはどういうことか?渡部昇一
自分のためだけに生きる
というのは
志ではないと思うんです。
やっぱり自分が人のため
社会のため、国のためにどう貢献するか
そのためにどう生きるか
ということが志だと思うんです。
渡部昇一(1930〜2017)英語学者、評論家、上智大学名誉教授。政治、近代史、経済や仕事術、共著や対談、翻訳の多数の書籍を執筆。
「志」
20代の頃、生きてやる!という気持ちが強かったし、
自分がどう成功するかばかり考えていました。
多くの失敗をして、多くの人に迷惑をかけ、
死んでしまいたい、と思う夜もありました。
それでも、朝になれば、陽の光は僕を照らし、
家族や友人は、僕を支えてくれました。
あたたかさに包まれ、やすらぎと幸福で涙がとまらなくなりました。
ぼくは、生かされていることに気がつきました。
ぼくは、多くの人を幸福にするために、生きることを誓いました。
それは、はじめて、志を持った瞬間でした。 舛田光洋