昆虫食は人類を救うのか?
最近(2020年6月)昆虫食の話題をよく耳にするのだが、果たして昆虫食が日本に定着するかどうか甚だ疑問に思っている。
昆虫食の実体験を話してくれた一人目は、繊維を中国に買い付けに行っていたバイヤーさんで、武漢などの奥地に足しげく通ったらしい。
中国の奥地に行くと、普通に様々な食用昆虫が給されるらしく、ワームやコオロギ、バッタ、蚕など色んな虫が原型のまま調理されて皿の上に並ぶw
その方はごく一般的な日本人の感覚を備えていたので、食用昆虫には一切手を出さず、現地の中国人ガイドに「普通の食い物を出してくれ」と懇願して事なきを得たらしい。(私なら好奇心に負けて食べたけどw)
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もう一人は山梨出身の60代女性で、食用昆虫の話をすると喜んでふるさと山梨の子供時代の、昆虫食の経歴を披露してくれる。
その方が少女だった時はハチの子を箸で引っ張りだして、幼虫や(その方曰くウジw)蛹、成虫など関係なく取出し、皿に盛り、まとめて炒めて食べたらしい。(とても美味しかったそうです)
イナゴのつくだ煮は大好物で、毎日のようにご飯にのせて食べる。
バッタも足や羽をむしってそのままムシャムシャと食べたとさ・・・
中国人の話を思い出して、カイコはどうかと話を振ってみると、普通に炒めて食べるらしく、「餌の桑の種類によって味や色が違うんだよ」とか、「蚕の繭から繊維をとったあと、蛹も食べるんだよ。」と、とてもエコな蚕事情を地元の情報と共に満面の笑みで話してくれる。。。
貧しい食糧事情の山梨では昆虫食が一般的であるのだと、伝わってきます。
ああ、日本も中国の奥地と同じだな。差別はいかん。と心に修正を加えたわけです。
昆虫食が人類を救うと仰る先生(夏井睦先生)もいるので、今のうちに昆虫食に親しみたい方は下でいろいろ食べてみて下さい。
無印良品で作られたコオロギ煎餅が大流行で、これも時代の流れなのでしょうか?