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コーヒーには軟水をつかおう
コーヒーに使う水ですが、塩素の次に注意すべきは、水に入っているミネラル分。
具体的には、水に入っているカルシウム濃度が低ければ低いほど、コーヒーの味が素直にでます。
水には多かれ少なかれ、カルシウムに代表されるミネラルが入っているのですが、この値が高いとコーヒーが渋くなったり苦くなったりします。
結論から言うと、コーヒーには軟水を使いましょう。
水の硬度は入っているマグネシウムの量によって決まっていて、同じ日本でも関西の水道水は硬度50くらい。一方関東では硬度80もあります。
硬度80はギリギリ軟水といえなくもないのですが、関東の水道水を使ってコーヒーを作るとかなり渋くなります。ですのでコーヒー本来の味を引き出したいのなら、軟水器を使って浄水する必要があるでしょう。
水道水を浄水するには浄水器をつけるわけですが、関東と関西では設置する浄水器も別の物を考えなくてはなりません。
つまり、関西で使う浄水器は塩素を取り除ければよく、カルシウムは除去できなくても大丈夫です。
一方、関東で取り付ける浄水器は、塩素だけでなくカルシウムも除去できる浄水器、あるいは軟水器を用意しなければなりません。
また一度設置した浄水器あるいは軟水器は、定期的にメンテナンスしないとならないでしょう。
浄水カートリッジは使用期限が来たら取り換え、またクエン酸を使ってパイプ内などに堆積したカルシウムを溶かしましょう。
カルシウムは浄水器本体や水道パイプに堆積していくので、年に数度はクエン酸洗浄をしないと、知らない間にコーヒーが渋くなります。
業務用エスプレッソマシンには、必ず軟水器が取り付けられます。
なぜなら蓄積されたカルシウムは、コーヒーの味を損ねるだけでなく、マシンボイラーやパイプ類を壊してしまうからです。
もし、コーヒーに適した浄水器を一つだけ上げるとしたらピュアウォーター(RO水)。
RO被膜によって作られるピュアウォーターは、宇宙飛行士が飲むためにNASAが開発したもので、塩素やカルシウムだけでなく雑菌も除去します。
しかし、飲んで美味しいというものではなく、あくまでコーヒーの味がよくなる水というだけなので注意してください。
RO被膜によってできる水は、体に大切なミネラルを含んでいないので、健康という目的は達成できません。飲料用やお茶用には別の水を用意することをお勧めします。
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