日日是好日
「日日是好日」。この言葉を知っているだろうか。私は、以前、晩年の樹木希林が演じる映画のタイトルでこの言葉を知った。当時の自分は18歳。特に興味を惹かれるわけでもなく、この言葉の意味すら調べようとは思わなかった。しかし先日、ひょんなことからこの言葉を目にした。
「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」ー来る日も来る日も、楽しく平和なよい日が続く。参照(コトバンク)
そもそもは、禅の言葉で、そのままの意味をとると、「毎日が良い日」というこことだ。 この言葉には、様々な解釈があるらしいが私の気に入った解釈を紹介したい。
毎日が良い日。そんなことは生きていればありえない。失敗をして落ち込む日だって、途方に暮れる日も、最悪な日もある。しかし、悪日だと思っていても、実はそうではない。晴れの日だけが好日で、雨の日が悪日なのではない。 雨の日だって雨の恵みがあり気が付けていないだけでそれは好日なのである。
たとえ失敗をして最悪だと感じる日にだって、そこには必ず人生においての意味があり、成長の恵みがある。それに気が付ければ、その日は悪日と思っていても、長い目で見ればその日も好日であるのだ。その日その日を一生懸命生きれば、悪日などなくすべてが好日で、その積み重ねが好日を作っていく。すべては自分の心がけ次第である。
最悪な日だって必ずある。しかし、その日をよい日にしようとすること、その日をよい一日だと思うことは可能だ。毎日を一生懸命生きる。失敗したって、落ち込んだって、孤独を感じたって、雨の日だって、
日日是好日
思うことから毎日は良い日になる。
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