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助ける言葉、殺す言葉

こんにちは、いつものマッシ(@massi3112)です。

「言葉」がなければ、今の人間がいない。でも、人間がいなくても「言葉」は存在しているだろう。休まずにずっとネットに繋がっている現代にふと思う。決まった音に意味をつけて、より生活が楽になったつもりだが、最近の言葉の活かし方を見て悲しい気持ちになりがち。

現在、進化している言葉の存在を考えない日がない僕は、考えれば考えるほど、逃げたくなる。逃げる場所は、まさかの言葉の世界にある読書
深く考えて、僕から出るこの「言葉」はなんだろうか。どのような進み方があるだろうか。意味のないこのような独り言を、さらに深く考えてみたら、人間の道が分かれることに繋がっていた。

「言葉」は実は、助ける言葉傷つける言葉という2つの側面がある。助ける言葉は、他者を励まして、希望を与える力。褒め言葉や励ましの言葉は、相手の自己肯定感を高めて、前向きなエネルギーを生み出す力がある。一方で、傷つける言葉は、他者の心を傷つけて、痛みを与えてしまうものだ。特に、顔が見えないネットの世界では、暴言や誹謗中傷が世界中に広がる可能性が非常に高くて、これがこの社会を混乱させ人々の心に大きなヒビが生まれる原因となっている。

数年前と比べ現在では、自分のことを隠しながらわざと傷つく言葉を投げるようなことが増えたように思う。元々そういう状況があったが、ネットの発達によって可視化されやすくなったのかもしれない。このようなことを見ると自分のことも含めて、今の人類は退化の時期に入っていると思えてしまう。将来の希望が自分の前で砂時計のように消えていく。この動きを見ても、何かをしようと思っていても、自分の無力さを実感した。

1人では何もできない。できる事があるだろうかと思いながら、実は消えていっている言葉に解決があった。人間を殺す言葉に人間を助ける言葉もある。あるけれども、使うためには自分への旅をしなければならない。綺麗な言葉を出すことより、相手の言葉を真剣に聞く。言葉と言葉の間の意味を探して、もし見つけたら言葉で返さない。言葉を出す前の作業は簡単だが、おそらくやってみると非常に難しい。登れない山のような苦労だ。その作業は「相手の立場になる」こと。

言葉の魔法を活かすことで人生の感覚も変わる。助ける言葉を大切にし、傷つける言葉を控えるためには自分の言葉の選択に注意することが重要。相手の立場に立って考えることで、相手の感情や状況を理解できる。その結果、適切なコミュニケーションが取れる。また、短いメッセージや投稿だけではなく、長い文章や会話をすることで深い思考と共感を伝えることも大切。これは自分への変化の鍵だと思う。

ネットを使って与えるダメージはケチになることだ。長く読まない、長く書かない。長い動画もすぐスキップしてしまい、倍速で映画を見る。会話をする時も、使う言葉の数、深さ、綺麗さは、悲しいことに失われつつある。

言葉自体は中立の存在だが「暖かい抱き合い」になるか、「悪魔」になるか、紙一重の存在でもある。じっくり考えればいい選択ができるはずなのに、ネットやSNSの世界に入ると敵のようになる。要するに、簡単に武器に変身させられてしまう。

その一方で、たった一つの言葉で、相手の闇に光を差すこともできる。たった一つの優しさで人生をガラッと変えることができる。
助ける言葉と傷つける言葉は、個人や社会に大きな影響を及ぼす力があることを忘れないでほしい。言葉の力、活かし方を正しく理解して相手への接し方を変えれば、相手からも良い結果が返ってくる。

人間同士でうまくいかないと、この世の中は終わる。終わった後に気がついてももう時は戻らないからこの記事で気がついたことがある人は、一旦離れて自分の中の重要な核を探そう。
自分の言葉で人が傷ついたり悲しんだりすることは、自分に関係ないから気がつかないかもしれない。でも言われた相手は、人生の生きる意味を失ってしまう。

知らない人でも、知らない人ではない。「無関係・無関心」はもう辞めるべき。

Massi

みなさんからいただいたサポートを、次の出版に向けてより役に立つエッセイを書くために活かしたいと思います。読んでいただくだけで大きな力になるので、いつも感謝しています。