マッシ|エッセイスト・ライター

文筆家。note創作大賞2024 エッセイ入選|書籍「イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ」|OCEANS、LEON、マダムフィガロ等 連載中|日本食文化の面白さと魅力から日常エッセイまで執筆|テレビ出演もあり|お仕事はmassirenraku@gmail.comまで

マッシ|エッセイスト・ライター

文筆家。note創作大賞2024 エッセイ入選|書籍「イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ」|OCEANS、LEON、マダムフィガロ等 連載中|日本食文化の面白さと魅力から日常エッセイまで執筆|テレビ出演もあり|お仕事はmassirenraku@gmail.comまで

メンバーシップに加入する

毎日の悩み、苦労、癒やされた食の話しや、生きている中で感じたり気がついたりしたことをありのままに書いていきます。みんなで交流しながら成長していきましょう。言葉の大切さを忘れないように書いていきます。

  • 【限定】記事読み放題

    ¥500 / 月

マガジン

  • 【連載】インドの新しい食文化を発見できる旅

    僕は新しいインドと出会った。インド料理、日本で広がった背景、そして本当のカレーとは。金沢のアシルワードを通して見る、料理からインド人の心、目線、インド料理について旅をするように深く研究していくマガジン。

  • マッシ月報より

    執筆・取材、記事公開、イベントなどの活動報告

  • note創作大賞2024 エッセイ部門入選

    note創作大賞2024の記事まとめ

  • イタリア人が感じた日本語の美しさ

    日本語についての美しさ、言葉遊び、進化のマガジンです。

  • 人生の成長エッセイ

    人生の役に立つ、困るときに見返したくなる、そんなエッセイを書いていきます。独りだな、と感じたらこのマガジンで待ってます。

最近の記事

  • 固定された記事

サイゼリヤの完全攻略マニュアル

こんにちは、フードライター マッシ(@massi3112) はじめに サイゼリヤが大好きで行くといつもイタリアに帰った気分になる。イタリア流の食べ方を知ると更に美味しくなるだけではなく、カスタマイズして自分にピッタリの味を簡単に作れる。毎日サイゼリヤに行っても飽きない理由は調整できること。ツイッターで紹介したところ、たくさんの人に喜んで頂けて嬉しかった。そこで、この記事では僕が考えるイタリア流美味しいサイゼリヤの食べ方マニュアルをご紹介する。ツイッターを確認しなくてもこの

    • 神様と結びついた料理、日本とインドの食文化の深淵を覗く

      神様を信じますか。 神様に会ったことがありますか。 この二つの回答は「はい」しか出てこない。 日本もインドもイタリアもある意味、神様に結ばれた薄い糸があるのだ。 日本とインドとイタリアの神様に繋ぐ命インド料理と神様も切っても切れない深い関係にある。料理は時に単なる食事を超えて、神々への捧げ物となり、宗教的な儀式の一部を担う。様々な神が存在しているのはインドだけではなく、日本でも大きな存在と深い関係があると感じている。そして、その神秘的な関係性によって、日本での一食ごとの

      • 車に轢かれて人生初、自転車で空に飛んだ

        自転車に乗っていた僕は、いつの間にか、ハッリーポッターのように空に飛んだ。 飛べた。いやいや、飛ばされたのだ!たった数秒で人生にこのようなことが起きるなんて、未だに信じられない。 交通ルールを守りながら、いつものように気持ち良い風を感じていた。「お昼ご飯に何を作ろう」と自転車を漕いでいた、その時だった。大きな車に轢かれた。一瞬だった。 自転車はこんなに高く飛べるなんて、想像以上だった。 車線沿いにある白線の外側をマイペースに進んでいて、大通りではないから走る車が少なかった

        • 3杯目のカフェオレは最高だった

          近所のミスドから帰ろうとした時だった。 いつものように自転車に乗って晴れている朝を楽しみながらミスドに立ち寄った。レジに辿り着く前に、仲良くなったお母さんの店員さんを見た瞬間、無意識に「おはよう」と手を振っていた。お母さんも微笑んでいて、お店の中は幸せな揚げたてのドーナツの香りが漂っていた。 いつもと違って何年振りにカフェオレだけを頼んで、小さな席でスマホをいじりながら、ぼんやりと外の風景を眺めていた。 朝の割に勉強したりおしゃべり会のような集まりがあったりしていて、窓か

        • 固定された記事

        サイゼリヤの完全攻略マニュアル

        マガジン

        • 【連載】インドの新しい食文化を発見できる旅
          9本
        • マッシ月報より
          3本
        • note創作大賞2024 エッセイ部門入選
          7本
        • イタリア人が感じた日本語の美しさ
          12本
        • 人生の成長エッセイ
          15本
        • マッシのおすすめグルメ
          22本

        メンバーシップ

        • 新たな執筆の道へ

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 足を止まらせた本

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 時間をもらえばもらうほど、足りない感覚

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 美味しいお知らせ

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 新たな執筆の道へ

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 足を止まらせた本

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 時間をもらえばもらうほど、足りない感覚

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 美味しいお知らせ

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります

        メンバー特典記事

          言葉の限界は人の行動にある

          角を曲がらずに進み続ければ、壁にぶつかる。道の限界が出てくる。どうしても真っ直ぐ行きたいと思っていても、無理な結果に再びぶつかる。曲がってぐるっとしなければいけないという選択肢しかない。裏を返せば、自分の行動で目的地まで辿り着ける。 言葉や学びも全く同じ話になるはずなのに、数メートルの壁はエベレストより高いハードルのように感じて、止まってしまう。ここで知られているようで知られていない現実がある。簡単に見えるから誰も何もせず、できると思って実際にやってみると知識不足で理由を付

          言葉の限界は人の行動にある

          日本語の関係性における一人称の多さ

          イタリア語では「io」さえ覚えれば、どんな関係でもどんな現場でも一人称は変わらない。 多くの言語でも一人称は一つだけで、深く考える必要がない。 日本語を勉強し始めた頃に一人称の豊富さに驚いた。こんなに使うのか。イタリア語のように一つだけあれば問題ないはずなのに、なぜここまで細かく分けたのか理解できなかった。日本語の勉強を深く進めば進むほど、その不思議な感覚がわかってきた。日本人は相手との関係によって話し方が変わり、相手によって自分にまで影響を与える。 イタリア語でも丁寧語

          日本語の関係性における一人称の多さ

          文章を想像通りに書けなくて悩んでいる人へ

          「書けない」なんてない。 ライティング力がないからいい文章をうまく書けないと考えがちだけど、実は自分らしく「自分の目で見えること」に「感じていること」を加えるだけで、書いた文章は成長していく。まずは自分用のメモのように文章を並べて、そこから気が付かなかったことが現れるのだ。 一番大切なことは、他人と比べない。相手の書き方などを真似しない。構成や人としての生き方だけを見るなら参考になる。文章には今までの経験と心が出てくるから、自分らしさをシンプルに出してそこからライターの活動

          文章を想像通りに書けなくて悩んでいる人へ

          新しい貝殻を探すヤドカリのようになりたい

          ヤドカリと人間は意外と同じ生き方である。 ヤドカリは体の成長と共に新しい貝殻を探して、自分にピッタリのものを見つけるまでずっと動いている。人間も成長しながら、新しいステータスに上がれるようにずっと動いている。どっちも常に動いているけれども、中身は違う。 今日はボーッとしながら海の波を見てずっと砂の上に存在していた僕は、ヤドカリと出会った。出会ったと言えるかを考えると、おそらく僕の存在はヤドカリの邪魔をしてしまったかもしれない。今更だけど、生きている最中に怖がらせて申し訳な

          新しい貝殻を探すヤドカリのようになりたい

          好きだからこそ、離れる

          好きな食べ物は好きだから食べたくなる。当たり前のことだ。いい気持ちになるものだから、手に入れば入るほど、さらに欲しくなる。そう考えると、人間は簡単な生き物だとつくづく思う。 自分を甘やかして好きなことが増えると、最高の気分になるわけだ。苦しむことも問題なく、嬉しい環境を守りたいという考え方がある。わかる。 昔と比べると、現代社会は「健康であることの幸せ」という感覚が薄くなっていると感じている。美味しいものを食べたいと思う時にすぐ食べられる。新しい靴が欲しい時もお店に行くかネ

          食事と言葉に隠れている「愛」

          食事と言葉は似ているような、似ていないような。 「共通点がある?」と聞かれると「ない」と答えがちだ。手で持てる食事と、形のない重たい言葉。実は影に隠れた共通点がある。忘れがちで深く考えないけど、それは確かに存在している。食事と言葉には「愛」がある。 生まれてからずっと手を繋いで最後の日まで支えてくれるものは? 考え出したら何の支えがあるのかすぐわからなかったけど、やっとわかった!分かった途端そのシンプルさに驚いて、シンプルなことから難しい動きが始まると改めて思った。 わ

          食事と言葉に隠れている「愛」

        記事

          2024年10月の「マッシ月報」より

          10月は今までの人生において一番と言っていいほどいい報告がありすぎて、これは夢ではないかと未だに思っている。この記事も夢から起きたらないかもしれないけど、一応書く。一応、夢の中でも真面目に書いて、希望を育てる。 どこから始めればいいのか本人もわからないけど、ビッグニュースから始まるね。 なんと、note創作大賞2024に応募したエッセイが入選に選ばれた。「あなたは52,750作品の中、入選まで行けるよ」と、もし言われていたとしても、「絶対ありえない!」と答えていたと思う。

          2024年10月の「マッシ月報」より

          創作大賞2024の喜びを超えた花束の贈り物

          年齢はただの数字。そして、過去の行動は将来へのリハーサル。 富山県の山奥に隠れているイタリア料理店で、心が豊かになる料理をいただいた。食卓に座って、いろんな料理が運ばれる。僕の前の大きい窓から広がるのは、不思議なグラデーションの緑と雲もない青空。口に運ぶ美味しい料理と耳に入る楽しい会話の隙間に、僕がいた。 「富山県の青空はなんでこんなに綺麗だろう」と頭の中で呟いていた。 デザートの時間になったころ、青空が一気にカラフルになった。人生は何が起こるか本当にわからないと思える

          創作大賞2024の喜びを超えた花束の贈り物

          創作大賞2024に応募したきのことたけのこのエッセイが入選作品に

          note創作大賞2024に応募したエッセイが、なんと!入選に選ばれました! パアアアアアアアァァァァァ!!!皆さんもおめでとうございます! イタリア生まれ育ちの僕はイタリア人だと言われても、人生に欠かせないのは日本語だ。話すことより、読書と執筆の方が好きで楽しい。書くことで日本語の輝いている魅力、言葉と言葉の間に隠れている深い意味と美しさ、歴史と神様を感じる感覚。 日本語での執筆の作業は言葉を並べるのではなく、神様へのメッセージを書いているような旅だと思う。外から日本に入

          創作大賞2024に応募したきのことたけのこのエッセイが入選作品に

          インドの食文化のなかにイタリア人に欠かせない魅力を見つけた

          イタリアとインド、一見するとまったく異なる文化を持つ両国だが、実は食文化には多くの共通点がある。彼らの食への情熱と、家族や友人との絆を深める手段としての料理は、地理的な距離を超えて「食に国境はない」という真実を思い出させる。エスプレッソとチャイ、ピッツァ窯とタンドール、リゾットとビリヤニという象徴的な料理や調理方法を通して、イタリアとインドの食文化の共通点とその魅力を探ってみよう。 まず、飲み物の例として、イタリアのエスプレッソとインドのチャイは、両国の食文化に深く根付いて

          インドの食文化のなかにイタリア人に欠かせない魅力を見つけた

          日記は伝える、エッセイは伝わる

          日記はその日にあったことを並べて書く。 エッセイはその日にあったことを深くまで掘って、遠く飛ばすように書く。ある意味、仲間が作りやすい。 秋谷りんこさんのこの記事を読んで、エッセイとは何かを説明することよりその感覚と付き合いの方が割と難しいと感じた。日記は自分のため、エッセイは読者のためという違いがよく耳に入るけど、どっちも主語が自分。 日記は基本的に自分のために書いて、将来の自分にメモしているような感覚になる。深い感情があったとしても、第三者から見ると買い物リストのよう

          日記は伝える、エッセイは伝わる

          日本の包む文化に目が離せなくなる理由とは

          日本の文化に外国人が憧れる理由は何だろうか。外国人として、特別なこともなくただ日本で生きているだけで、歴史や伝統を感じている。それだけではなく、神様から生まれた国という理由で、僕の目にはすべての日常が神秘的に見えているのだ。 先日、伊勢丹新宿で開催されたイタリア展を回りながら、美味しいものをたくさん食べたり人々とお喋りしたりしていた。そのなかで、あまり目立たないと言いながらも「深い日本の伝統文化」に改めて気が付いた。 日本人にとっては日常的な感覚で慣れているから「普通」か

          日本の包む文化に目が離せなくなる理由とは

          2024年9月の「マッシ月報」より

          暇より忙しい方が楽しいと、改めて感じた9月。 仕事が増えることはもちろん嬉しいけど、書いた記事や考えたキャッチフレーズがたくさん読まれて、お客様が喜んでくれている姿が何より。次のステップへのモチベーションが上がる。 9月は毎週東京出張があり、久しぶりに大阪出張もあった。やることがたくさんあったけど、イベント会場で多くの方と会ったりSNSで交流したりして、楽しい1ヶ月だったように思う。 今月の動き【執筆】 ワイン関連…2記事 フード関連…6記事 働くテーマをしたエッセイ…

          2024年9月の「マッシ月報」より

          ワインの魅力は意外なところにあった

          今まで「どうしてもワインを飲みたい気持ち」は、あまりなかった。 ワインとの付き合い方が間違っていたわけだ。 フランスワインの講座に参加することによって、ワイン業界に興味を持てるようになったことに驚いている。僕はトップクラスのワイン産地であるイタリア・ピエモンテで生まれて育てられた。両親も食事のときに必ずワイン一杯を飲んでいた記憶がある。一方僕はというと、飲むより食べる方だった。 そんな僕が今年の8月から「マダムフィガロジャポン」でワイン文化やお酒、イタリア人にとってのワイ

          ワインの魅力は意外なところにあった

          創作大賞2024の中間選考に残った日、日本語を学び始めた頃を思い出した

          トリノ大学の日本語専攻に進学したのは2001年の秋だ。 「ありがとう」「こんにちは」「さようなら」しか言えなかった僕。最初の日本語の授業で出された宿題は、「1週間でひらがなを覚えなさい」だった。この思い出は一生、忘れられない。地獄のようで、でも日本語に近づく大事な一歩目だった。 次の週は1週間でカタカナを覚えなさい。その次にやっと、教科書を持って日本語の勉強が始まった。ひらがなとカタカナ、そして「川」や「山」などのシンプルな漢字など、少しずつ学ぶ言葉が増えているうちに、文

          創作大賞2024の中間選考に残った日、日本語を学び始めた頃を思い出した

          「分からない」と言える環境が成長の証拠

          「ごめんなさい、もう一度教えてもらえますか」と言った経験は数えきれないほどある。 人は、「いつでも、どこでも、正直に話すのが成長と成功の近道である」ことを忘れがちだ。 失敗は成長の種になり、経験を重なると成功のゴールになるのではなく、成功のスタートになる。自分の環境を意識するだけで、ここまで辿り着ける意外なパワーが現れる。 理解できないことを理解しているように見せかけることは、大人になってからもありがちな行動だ。これを「分かったフリ」と言う。その場で「わからない!」とはっ

          「分からない」と言える環境が成長の証拠

          ナンはインドで日常食じゃない?!

          「インド料理と言えばナン!」というイメージが強いよね?でも実は、インドではナンが日常的に食べられているわけではないことを知っていた?今回は、そんなナンの意外な一面と、日本とインドのナンの違いについて深掘りしていきたい。ナンを巡る考察の旅、もし時間があればガイドの僕と一緒に行かない? さて、僕が日本に来て1番驚いたのは、イタリア料理店の多さではなく、ナンの人気ぶり。インド料理店で食べられるのは当たり前なんだけど、スーパーやコンビニ、無印良品にまでナンが売っている。インドの名物

          ナンはインドで日常食じゃない?!

          2024年8月の「マッシ月報」より

          8月も終わったというより、2024年は残りわずか。 日本全国を回ったり執筆したりして毎日が忙しいと言いながら、コンビニのパトロールやスイーツ巡りもしっかり続けていて、8月の蒸し暑さの中何とか生き残れた。夏の暑さがまだまだ続きそうだけど、すでに秋のスイーツがたくさん出ている。不思議なことに、汗をかきながら秋を口にして同時に夏と秋の季節を楽しめるのだ。 今月はどんな活動をしたのか、何を書いて何が公開されたかを、自分のためにもまとめようと考えた。今月分から日記のように毎月、「マ

          2024年8月の「マッシ月報」より