Photo by uduki_175 散文詩:温もりが鳴く 10 しょだまさし 2024年5月4日 21:11 まん丸い月が帰宅する私をずっと追ってきたこの夜は春の気まぐれな夏日から一転して肌寒さが戻り冷気が部屋に満ちているもうバカらしくなった人間性を欠いた者どもに足元を掬われてもやり返す事もできないこの社会が…足元の掛け布団を引き上げ震える身体より凍えている精神を持て余していると胸元に丸い温もりが分け入って来て鳴いたにゃあと…丸まった愛猫に頬ずりしながらあの月はもしかしたら今日の私を心配して見守ってくれていたのかもしれないそんなことを考えてみる ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #詩 #現代詩 #自由詩 #散文詩 #創作物語 #猫詩 10