散文詩:カナヅチ
泳げないから
私は教室に
通うことになり
早速孤島への
遠足に同行した
そんな矢先の事だった
皆が泳ぎ去った為に
夜の海面には星月が
再び降りて瞬いた
数時間後
救助のヘリが
転覆した船と
側にいた私を
ライトで照らす
命拾いしたのは
浮いたままの
私一人だけだった
泳げないから
私は教室に
通うことになり
早速孤島への
遠足に同行した
そんな矢先の事だった
皆が泳ぎ去った為に
夜の海面には星月が
再び降りて瞬いた
数時間後
救助のヘリが
転覆した船と
側にいた私を
ライトで照らす
命拾いしたのは
浮いたままの
私一人だけだった