思い出と珈琲
都市伝説は本当だった。思い出の記憶を消してくれる珈琲を飲める喫茶店。亡き恋人との幸せな思い出、今私を苦しめているその記憶を消しに訪れた。店員が注文をとりに来るまでの間に開いたスケジュール帳からまだ遠慮し合っていた頃に撮ったプリクラが抜け落ちる。目にした私は店員に“紅茶”を注文した。
都市伝説は本当だった。思い出の記憶を消してくれる珈琲を飲める喫茶店。亡き恋人との幸せな思い出、今私を苦しめているその記憶を消しに訪れた。店員が注文をとりに来るまでの間に開いたスケジュール帳からまだ遠慮し合っていた頃に撮ったプリクラが抜け落ちる。目にした私は店員に“紅茶”を注文した。