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続・発想する会社!
みなさんこんばんわ😊
MORISISです!
それでは昨日の続き、「ブレインストーミングを成功させる7つの秘訣」から紹介していきます。
秘訣1 焦点を明確にするが、限定しすぎない
「AI技術で何ができるか、アイデアを出そう」というテーマでは「AI活用」という手段が発想の制約になるし、範囲も広すぎる。
主語を課題や顧客にし、絞り込むべきだ。
例えばこのように設定する。
「来日する海外旅行者が、道に迷わないようにする方法は?」
秘訣2 遊び心あるルールを明示する
IDEOの会議室にはこんなルールが大きな字で書いてあるという。
よりよいアイデアを大量発生するためだ。
「量を狙え」
「思い切ったアイデアをどんどん出そう」
「目に見えるように表現しよう」
秘訣3 アイデアを数える
「数」は「質」を生む。さらに数は参加者を刺激する道具にもなる。
1時間に100個のアイデアが出る会議は、流動的で質が高い。
秘訣4 議論の流れの勢いを止めない
議論の流れの勢いが衰えてきたら、ファシリテーション役が議論を別の視点に誘導し、アイデアを積み上げ続けることが必要だ。
秘訣5 議論の流れを壁に書き留めて、見える化する
人はアイデアを書き留めた場所に戻ると、そのアイデアを思いついたときの記憶が呼び戻される。
秘訣6 時にウォーミングアップする
こんな時には有効だ。
①参加者同士が一緒に仕事をしたことがない。
②頻繁に議論したことがない。
③別の差し迫った問題で気が散っている。
秘訣7 モノを持ち込む
いろいろな素材をその場に持ち込んで、実際に手に取って組み合わせることで、アイデアを表現できる。
プロトタイプをつくる
幼稚園児は天才です。
思いついたらすぐに泥や粘土をこねたり積み木を組み合わせて、時に大人も驚くようなモノを作り上げます。
この作業がまさにプロトタイプです。
ちょっと考えたことをすぐに形にし、気に入らないとすぐに壊し、作り直します。
しかし大人になった私たちは、この方法を忘れてしまっています。
デザイン思考では、このプロトタイプを問題解決手として使います。
IDEOが新しい鼻の外科手術道具の開発プロジェクトに参加していたときのことです。
外科医と構想を議論していましたが、話は堂々巡り。
するとIDEOの若手エンジニアが席を立ち、5分後に戻ってきて外科医に「ほしいのはこれでは?」とホワイトボードマーカーと洗濯バサミをテープで固定した簡易的なプロトタイプを見せたところ、外科医たちは「まさにこれだよ!」
この初期モデルは「ディエゴ・システム」という電子メスになり、多くの手術で使われるようになりました。
この外科医たちに見せた簡易的なプロトタイプは製作時間5分、費用は数百円もかかっていないでしょう。
しかしアイデアを出す段階ではこれで十分なのです。
「大事なお客様には、中途半端なアイデアを出してはダメだ」
これがいけないのです。
「お客様に思い切ってアイデアをどんどんぶつけていこう」と考えれば、多くのプロジェクトで立ちはだかる壁が、斬新なアイデアで打開されていきます。
このときにプロトタイプは大きな武器になります。
敷居を下げ、アイデアを具体化してくれるのです。
プロトタイプづくりは、新商品・サービス・プロモーションなど多くの分野で有効です。
鼻の手術道具のプロトタイプをつくるには、何の難しい技術もいりません。
幼稚園児でとつくれます。
誰でもこのようなアイデアを生み出すことは可能なのです。
問題の本質は、多くの企業が社員の自由で新しい発想を呪縛していることです。
ではその呪縛をいかに解き放つか?
本書は大きなヒントになるはずです。
個人同士で暗黙知と形式知をやり取りし続けながら、組織として新たなアイデアを生み出し続ける具体的な仕組みを考える上で、本書は大きな役に立つはずです。
潜在能力を解放する環境をつくれば、アイデアは次々と生まれてくる!
最後までお読み頂き、ありがとうございます😊
では✋