【詩風】予言
若い頃から
こういった文章を書いていたのだが、
二十歳のある時期に書いたものの中に
未来を予言している文章がいくつかある。
内容は実に身近なことが多く
親戚の人が離婚して戻って来るとか
福岡が水不足になるとかで、
特に人類が滅亡するなどといった
大それたことを予言しているわけではない。
その時は予言しているなんて思わなかった。
予言に気づいたのは数年経ってからで
その時はえらく驚いたものだ。
その後書いたものに予言を探したのだが
未来を予言している文章は
二十歳の頃に書いたものだけで
その後は能力が途絶えたらしく
過去や現実のことしか書いていない。
だけど、いつかまたやってくると思っている。
あの頃のように予言が出来るようになるってね。
その時にはきっと人類滅亡にまで
予言が及ぶことだろう。
実は、その手の予言が
一番簡単なんですけどね。