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初、さかい珈琲

この前、喫茶店チェーンの「さかい珈琲」へ行った。さかい珈琲はフルサービス方式の喫茶店で、東海地方をメインに展開している。


私はいつも乗る電車の無料の情報誌を必ず毎号見るようにしていて、そこに、最近家の近く(とは言っても車で20分程度はかかる)にさかい珈琲ができたと書かれてあったので今回来店した次第である。

以前、出先で別の店舗のさかい珈琲があったので行ってみたが、日曜日の午前10時前ということでかなり混んでいたので断念した。なので、足を運んだことはあったが実際に利用するのは今回が初めてだ。

今回は少し早めに8時過ぎに来店すると、空いていてすぐに席に着くことができた。雨だったからかもしれない。すでに店内にいる人は高齢の人ばかりで、ペチャクチャと会話を楽しんでいる。私はハムエッグトーストのモーニングセットをアイスコーヒーで注文した。ハムエッグトーストは追加料金がかかるが、他の喫茶店のように、トーストとゆで卵はサービスで無料である。

注文したものは間も無く運ばれてきた。アイスコーヒーの味は美味しいが、氷が多くて味が薄く感じるのと、陶器のコップなので時間が経つと結露してくるのが残念だった。理想ではコメダ珈琲のような容器が最高である。ハムエッグトーストは美味しかった。サラダが付いていて、そこには米粒?か豆?かわからないものがまぶされていた。あまり高度な食材になると私にはわからない。

食べていると斜め前の高齢男性2人の大きな声の会話が自然と耳に入ってくる。
「今入っているのは国民健康保険か?」「俺はそうやけど奥さんは社会保険や」
「年金少ないのに、なんで税金もNHK受信料払わなあかんねん。テレビ見てない人もおるやろ」「ほんまやな」
「孫と花見行くんかいな」「行こうかな、でも子供って兄弟でも全然性格違うな」

などという会話が繰り広げられていた。ほとんどがお金の話で、時に孫の話と天気の話が出る。毎日のようにこんなつまらない会話をして、「お金無いなぁ」と思っていると考えたら少し寂しくなってきた。お金に関する話題ではFPとして答えを教えてあげたい場面もあったが、そこはグッと我慢して外野に徹した。老後にお金が無いと、精神的にも荒んでしまうのでは無いかと感じた。

おじさんたちはひとしきり話すと、すぐに店を出た。私は食事を終えていたので少し読書を進めた。この前買った芦沢央の『許されようとは思いません』を読み進める。

こういう意味がわかると怖い話というか、どんでん返しというか、伏線が回収されていく感じが面白い。お化けや怪異とは違った怖さを味わえる。

それからは財務諸表論の勉強を進める。とりあえず動画講座を見ながら、大事なポイントをノートに抜き書きしていく。株式会社の制度については、個人的に今まで勉強したこともあったのでそれなりにはイメージが掴める。しかし、会計制度、財務会計の説明になるとイメージは掴めるものの、用語などがうまく覚えられない。これは数を繰り返すしか無いのだろう。

それなりに長居になったのでアイスコーヒーをお代わりした。おかわりが半額で提供してもらえるのはかなりありがたい。※一杯目と違う飲み物も可

以上、初のさかい珈琲の滞在。

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