問:個人的無意識とは。
(引用はじめ)
個人的無意識とされる層は、一度は意識されながら強度が弱くなって忘れられたか、あるいは自我がその統合性を守るために抑圧したもの、あるいは、意識に達するほどの強さを持っていないか、何らかの方法で心に残された感覚的な痕跡の内容から成り立っている。
(河合隼雄、無意識の構造)
神経症の人が抑圧していることなどは、ここにあるね。田坂広志さんがネガティブな想念が形成されるというのも、ここだね。子どもの頃の辛かった体験なんかも。生まれる前に決めてきた人生の目的もここの深いところにあるだろうね。
トランスパーソナル心理学で重視している、向こうからの呼びかけなんていうものは、さらに深い層、集団的無意識の層から上がってくるのかな?河合隼雄さんの言う「たましい」は、どこにあるのかな?