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理由のない想いが浮かんで来たら

ある経営コンサルタントさんは、夢は思い出すように浮かんでくるものだとお話しでした。ほんとうにやりたいことやバースビジョンも、同様に、思い出すように浮かんでくるもので、無意識層の中に有るものでしょう。

そのような想いに、どのようにして気づくことができるでしょうか。よく生きる研究所の榎本英剛さんは、理由なく自分の中から湧いてくる考えや想いのことを「内なる声」と呼んでいます。

(引用はじめ)
ここで注意しなければならないのは、たとえ自分の中から湧いてきた考えや想いであっても、もともとは外からやってきたものというか、自分のオリジナルではない考えや想いがあるということです。いや、むしろ私たちの中はそういう考えや想いであふれていると言っても過言ではありません。私たちにはつい無意識のうちに周りからの期待だったり、世間体とか常識とか呼ばれているものだったりを自分の中に取り込み、あたかもそれが自分の考えや想いであるかのように思い込んでしまっているところがあります。そして、そういう考えや想いにはたいがい「なぜそう思うのか」という理由が付いています。

理由が付いているということは、それらの考えや想いは理性から導き出されたものである可能性が高いということを意味しています。(中略)一方、なぜそう思うのかがすぐには説明できない、いわば「理由のない」考えや想いであればあるほど、それだけ他者や世間の影響を受けていないその人オリジナルなものである可能性が高いということを意味しています。つまり、理由なきものにこそ自分らしさが潜んでいると言っても過言ではないのではないか。そう考えるに至ったのです。
(榎本英剛、本当の自分を生きる)

思い出すように浮かんでくるものに理由が無かったら、それはほんとうにやりたいことであったり、ほんとうの夢であったり、バースビジョンであるのかも知れません。なんでこんなことを想うのだろうというようなことをたいせつに扱うのが良いのでしょうか。


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