MASKMAN Inc. 2022年の主な制作実績
どうもMASKMAN Inc.代表のナカニシ(@keigo_nakanishi)です。
2023年に入ってもう2ヶ月(!)が過ぎました。は、早い。。。1年の1/6ですね。
年始に「2022年に制作した実績をまとめたよう」と思い立ったのはいいのですが、公開・編集に少し(少し?;)時間がかかってしまい、このタイミングで2022年に担当させていただいた事例を、ピックアップしてご紹介させていただこうかと思います。
【MASKMAN Inc. 2022年主な制作実績】
SLAM DUNK POST
映画『THE FIRST SLAM DUNK』鑑賞後にその想いや感想を投稿するための特設サイト『SLAM DUNK POST』。作品でも印象的な手紙というアイテムをモチーフに、制作したサイトになります。また劇中の曲をBGMとして使用することが出来ました。サウンド実装の是非は、サイトの演出意図にマッチしているかどうかの冷静なジャッジが必要になります。素晴らしいBGMがあることで作品と地続きのコンテンツであることを伝えることが出来ました。今回このサイトに加え『COURT SIDE』という2つのサイト制作で映画に関わることが出来ました。エンドクレジットにWeb制作スタッフとして名前を掲載いただく光栄にも預かり、生涯を通じて忘れられない仕事のひとつになりました。
ブルーピリオド展 ~アートって才能か?~
漫画『ブルーピリオド』初の展覧会の公式サイト。展覧会での体験を模した横スクロールのサイトとして制作しました。スマートフォンでも横スクロールでの閲覧となっていて、演出意図とマッチしていないと単に操作しづらいだけのサイトになってしまう可能性もありましたが、今回は上手くハマったと思います。基本はモチーフをクリッカブルにし閲覧するサイトですが、重要な機能は「MENU」と明記しWebサイトとしての機能性も担保しています。
nwm -ヌーム- 公式サイト 「音で叶える、あなたと叶える。」
NTTグループ初のコンシューマー向け音響ブランド「nwm(ヌーム)」のブランドサイト。キービジュアルを始めとしたブランドのグラフィックが自然な形でサイトのデザインに溶け込む、DTP的なレイアウトになっています。最近このようなDTP的発想のレイアウトで制作されるWebサイトが増えてきていて、個人的にはWebデザインの可能性がまた拡がったという印象があります。
醸造系クラフトドリンク 正気のサタン - ヤッホーブルーイング
クラフトビール売上日本一を誇るヤッホーブルーイング様の、“醸造系クラフトドリンク”『正気のサタン』公式サイトです。作り手の皆様へのインタビューがあまりにも素晴らしく、撮れ高がありすぎた!…ということをユニークな商品イメージのまま、キュートに伝えるサイトです。要は「どこまでスクロールしてもインタビューが終わらない!」縦に長ーいWebサイト、ということなのですが、長いということだけで終わらないよう、スクロールしていくと今○○パーセント読んだよ!ということを伝える演出を組み込みました。情報量が多いページの場合、インデックスやシークバーを実装してあとどのぐらいの長さがあるかを伝えることは定番の手法ですが、ここにキャラクターを絡めることで機能+演出の要素を持たせています。
無限∞湯沸かしボタン おふろのじかん ノーリツ
ノーリツ様「わかすアプリ」はお風呂を遠隔操作できるアプリですが、そのPR施策として制作しました。有名な“お風呂が沸きました”のメロディーに着目し、エンタメコンテンツとして企画から制作したものになります。
期間限定で有名声優の諏訪部順一さんともコラボ、Twitterトレンド入りだけでなくテレビメディアでも取り上げていただくことが出来ました。
※日テレニュースで取り上げられたときの様子
NHK戦争を伝えるミュージアム 太平洋戦争をわかりやすく
太平洋戦争から80年が経過した昨年にオープンしたサイト。公共メディアとして丹念に取材を続けてこられたNHK様の豊富な取材データへのアクセスをしやすくし、太平洋戦争をわかりやすく伝える情報ポータルサイトの第一弾として制作しました。映像からのキャプチャをサムネイルやサイトの要所に配置し、可能な限り直感的にクリックを促すことを目指しました。この、今見るべき貴重なアーカイブに一人でも多くの人がアクセスしてほしい、という想いを込めて制作しています。NHK様の戦争データアーカイブはまだまだ膨大な量があり、今後もコンテンツを拡充していく予定です。
月面劇場 - FANY X
吉本興業様の創業110周年を記念して造られた巨大なバーチャル空間「月面劇場」。キービジュアルやロゴ、世界観などのアートワークを担当いたしました。僕自身京都生まれで、子供の頃から吉本新喜劇や漫才に触れてきたので、その愛情をアートディレクションやデザインに込めました。アプリとしての展開だけでなく、テレ東やAbemaで配信されている番組「メタバースプラネット」との連携など、今後の展開が楽しみなコンテンツです。
2023年も「最強のWeb制作会社」を目指して。
2022年は映画『THE FIRST SLAM DUNK』関連の2サイトを始めとして、多くのエンタメ系コンテンツやIP関連のコンテンツに関わらせていただきました。SLAM DUNKやブルーピリオドなどの超人気作品をモチーフにしたコンテンツの場合、その作品のファンの方が無条件に訪れてくれる可能性が高いという“強み”ももちろんありますが、その一方で、作品を愛するファンの方々に喜んでいただけ、作品と地続きで楽しめるコンテンツであることが重要であり、それは制作時にいつも自分たちが強く意識している課題でもあります。
ブランドサイトに関してもそれは同様です。ただキレイに見た目を整え情報を列記しただけでは意味がありません。そのブランドが持つ強みやポジションなどコアな部分を伝えられるデザインである必要があり、かつデジタルメディアならではの機能や仕掛けが、そのブランドの良さをより引き出していることが重要だと考えます。この順番を間違えると実装や演出だけが目立ってしまい、ブランドが真に伝えたかったものが記憶に残らないコンテンツになってしまいます。
その作品やブランドの本質を捉え、サイトを訪れる方々にデジタルコンテンツならでは体験を提供するクリエイティブを行うこと。
これが自分たちの使命であり、AIを活用した制作ツールが主軸になるであろう直近の未来においても、有効かつ必須のスキルであると考えています。
MASKMAN Inc.は、2023年も様々なお客様のニーズや課題をアイデア・デザインで解決する「最強のWeb制作会社」を目指して参ります。
(「それを2023年2月に言う?」という皆さまからの盛大なツッコミを遠くに聞きつつ)
※ Podcastでもお聞きいただけます
今回note+Podcast連携施策として、2022年の振り返りをPodcastでもお話ししています。併せてぜひお聞きください。
Podcastだけでお話ししているエピソードもあったりします。