フィードバックの本質
今回は、フィードバックについて調べてみた内容を書いていこうと思います。
※本内容も私見を多く含みますこと、ご了承ください。
本記事を書くきっかけ
フィードバックと聞くと、皆様はどのようなイメージを持ちますか?
私自身は、物事をよくするために「指摘する&されること」「ダメ出しをする&されること」といった印象をずっと持っておりました。
よくしようと指摘してくれたり、改善点を言ってくれたりするのはとてもありがたいのですが、正直私はこう言ったフィードバックをするのもされるのもとても苦手です。
なぜならそのつもりがなくても「その人の考え自体を否定してしまっている」印象をずっと持ってました。
なので、フィードバックする時もされる時もすごく苦しく嫌だな〜と思いながらやっておりましたが、あることがキッカケでその考えが180度変わったため、今回はその内容を記事にしようと思いました。
なお、本記事は前職で受講した研修および書籍を参考にし記載しております。
この記事の結論
相手のことを尊重し肯定することで、フィードバックはうまくいく(と思われます)
フィードバックとは
まずはフィードバックとはについて調べてみました。
色々調べてみると、フィードバックについては様々な考えががあるようですが、まとめると上記と思われます。
なお、元々は「フィードバック制御」というシステム工学の用語で、「出力目標の値」と「出力結果の値」とを比較して、2つが一致するよう、差分を埋める改善を行う制御方法を指しており、それがビジネス側で応用されるようになったようです。
また、フィードバックの方法としても「良くなかった点を伝えて改善してもらう」ために実施する方法が一般的に活用されている印象があります。
フィードバックの本質とは何か
結論
結論としては、フィードバックの本質とは「業務の質及びパフォーマンス向上」のために実施するものと考えられます。
要は、行動した内容に対しより向上してもらうために実施すると思われます。
詳細
先にてフィードバックとは、「物事の改善のため、良くなかった点を伝える」こととお伝えしておりますが、よくあるフィードバックとして「ここがわかりにくいから改善しよう」と言ったような改善点だけを伝えるケース(いわゆる「ネガティブフィードバック」)が多いと感じます。
改善点を直接伝えることにより最短で改善できる可能性があるため、こう言った指摘を行うことがよいという方もいらっしゃいますが、これって本当に「改善に繋がるのだろうか」という疑問が生じます。
確かに言われていることはわかるけど、指摘ばかりされている印象を受けてしまい前を向けず、指摘されないために行動してしまう負のループに陥る可能性もあると感じております。
これでは本来のフィードバックの意義を満たせない可能性もあります。
フィードバックをよくするためにすべきことは
では具体的によりよいフィードバックをするためには、どうすべきかを書いていきます。
結論
フィードバックする方される方との「信頼感の確保」
ポジティブフィードバックとネガティブフィードバックの併用
詳細
先に述べたように改善点を伝えることで、フィードバックの本質である「業務の質及びパフォーマンス向上」を達成できる可能性は上がりますが、それだけでは最悪パフォーマンスが悪化してしまう可能性も高いと感じております。
そのため、よりよいフィードバックを行う大前提として、上記2点が大切になり、効果は以下と思われます。
「信頼感の確保」を行うことで、ネガティブなフィードバックをした際に聞く耳を持ちやすくなり受け入れてもらいやすくなる。
「ポジティブフィードバック」を取り入れることで、前向きな行動に移してもらいやすくなる。
フィードバックの具体的方法
最後にフィードバックを実際に行う方法を記載していきます。
※なお、今回は下記書籍を参考に簡易的に記載しますがより詳細を知りたい場合は、ぜひ書籍等をお読みください。
フィードバック方法
信頼感の確保
事実の通知
行動への腹落ち
振り返りの支援
期待値の通知
フォロー
上記6点に関しては、内容により実施しないものもあるかと思いますが基本この流れで実施すると良さそうです。
この中で最も大切なことは先にもお伝えした「信頼感の確保」と思われ、ポイントとしては以下
1on1時に該当者のことを知るようにすること
フィードバックする前に意図や経緯を否定せずしっかり聞き、肯定するようにする
伝える時には、ネガティブなことだけではなくポジティブになれることも伝える
要は、信頼関係を気づくためにただ話すのではなく、相手のことを理解するようにし相手の意見を尊重し認めることが大切であり、これをしないとどれだけよい指摘をしても効果は半減してしまうと思われます。
信頼関係って大事ですね!!
余談
余談ですが、本記事は前職で受講した研修の内容も参考にしていると書きましたが、実はその研修はフィードバックの研修ではない研修で、講師の方がポロッと言った言葉が衝撃だったため、参考にしました。
なお、その言葉とは「フィードバックとは指摘することではなく、褒めることもフォードバック」であるということです。
なんともない言葉に聞こえますが、当時の私にはとても衝撃でこれにより「ポジティブフィードバック」の重要性を知りました。
まとめ
今回は、フィードバックの本質について書籍等踏まえ記載いたしました。
フィードバックとはいったものの、要は相手のことを尊重し信頼関係を気づくことが大切だと感じた内容でした。
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