「やるからには、本気で。」

10月に入った。
今年が終わるまで、あと3ヶ月か。

今年のお正月を迎えた時には、全く予想していない展開になっていて
先をいくら見据えていても
やはり実際は何が起こるのかわからないのが、「生きる」ということなのかもしれないと思う。そんな10月の始まり。

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不意に、訪れる。

これからのことを考えた時に、人生でやってみたいことのうちの一つだったことがある。

それは、「ハンドメイド作品を販売すること」だ。

小さい頃から、指先を使う手芸が好きだったし
細かくて地道な作業を、テレビを見たり、誰かと話しながら何時間も進めることが全く苦ではなかった。
これが仕事なら、どんなにいいか。
でも、これを仕事として、ずっと続けられるのか。…それは正直、やってみなければわからないと思っていた。

収入につながれば万々歳だし
例えばこの先結婚しても、しなくても。子供が産まれても、1人でも。
趣味でもいいから、ずっと穏やかな気持ちで続けていけたらいいな。
…というふわっとしたイメージがあった。

そして不意に、「挑戦してみよう」というタイミングが訪れた。

やるべきことは多いけれど、今は誰でも手軽に販売できて、とてもありがたい。

約1ヶ月半前から、頭の中と身の回りを整える作業をコツコツと進めて
盲目的に、取り憑かれたようにそのことだけを考えていた。

気がついたら、食事と睡眠の時間以外は常に考えたり、取り組んだりしていた日々。

…それはもう、ハンドメイド作家になったつもりで。

そして「10月から販売開始」という目標を
無事に昨日、達成できた。

この期間を、振り返ってみようと思う。

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「楽しい」という気持ち

一言で言えば、楽しかった。

自分でアイデアを出す。
自分でデザインを考える。
形にする。

…という、工程。

手芸屋さんにて
自分に合った道具を探す。
自分のアイデアに合う部品を探す。
新しいパーツを見つけ、活かせないか考える。

…という、外出先での刺激。

部品も、色も、何もかもが、目がまわるほどの種類があり
頭が真っ白になり、途方に暮れてしまう時と
「これはこれに使えそう！」、「これも可愛い！」と、アイデアやワクワクが止まらない時があった。

息詰まって眠れない夜もあり
逆にアイデアが次から次へ生まれて眠れない夜もあり

せっかく作ったのに想像と違ってガッカリしたり
余ったもので作ったものが、案外うまくいったり…

不安になったり
ワクワクしたり
ショックを受けたり
また閃いて嬉しくなったり

どれも一言で言えば、本当に楽しくて
何より自分が「楽しい」と感じられていることが嬉しかった。

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「気晴らし」と「なんとなく」

「気晴らし」と「なんとなく」が大事だったような気がする。

作業自体は苦ではなくても
新しいアイデアが欲しい時、ずっと家で作業していると、苦しくなる瞬間がやってくる。

そんな時に外出は、気晴らしとして本当にいいものだと思った。

太陽の光を浴びること。
新鮮な空気の風を感じること。
人に囲まれて、視野を広くすること。
色々な商品を見て、触れること。

手元だけ見ていては、決して見つからなかったものに出会えたり
外出モードに心と体を切り替えることは、モチベーションが大きく変わった。

これからも時々、散歩をしようと思った。

あとは、「なんとなく。」

なんとなく、いいな。とか
なんとなく、これは違うな。とか

このなんとなくは作品を作る上で、とても大切な第六感なんじゃないか、なんて思いながら
そういえば何か買う時はいつも、この「なんとなく」が答えを出してくれているような気がした。

作る側も買う側も
何かを感じて、どうするか決めるように
いつも物事と向き合っているのかもしれないな、と思った。

そして

案外、手芸コーナーはいつも賑わっていることを知った。

ご年配の方も多かったけれど
同じくらい、小学生から30代くらいの女性も多かった。

こんなにも何か作る人がいるんだ…！と思った時は
noteで創作活動をしている人の存在をたくさん知ることができたのと同じ喜びがあった。

中でも
シルバーカーを押し、手元に杖を掛け
歩くスピードがゆっくりな80代くらいの女性が
生地やリボンを手に取り、真剣に吟味していた姿。

さまざまな場所で見かけて、強く印象に残っている。

歳を重ねても、こうして手芸屋さんに出向いて
何かを作り続けている人が、本当に素敵に見えた。

私も、あんなふうになりたいな。

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「やるからには、本気で。」

親と話をしていたら、自分がそんな言葉をこぼしていた。

ショップの名前
紹介文
アイコン
作品
写真の撮り方

全て、考え抜いて、全力で向き合った。

あとは、もっと技術を磨いて
自分にできることの範囲を広げて
少しずつ良い変化をしていけたらいいなと思う。

今日はカラオケに、歌の練習に行く。

ひと段落したら行こう、と決めていた。
逆に、ひと段落するまで行ってはいけないと決めていたので
今日からまた、音楽の時間も増やしていこう。

noteを更新した日も、していない日も
記事を読んでくださったみなさま、本当にありがとうございます。
1人コツコツと考え、作業するような孤独な時間が多かった先月は特に
みなさまの温かいスキやコメントが大変ありがたく、「ひとりぼっちじゃないんだなぁ」と感じられて、とても嬉しかったです。

またポツポツと記事を書いていけたら良いなと思っているので
お時間や心に余裕のある時に、いつでも覗きにいらしてくださいね。

2024.10.2