さぁ、宴のはじまり、はじまり。
【 宴 前夜 】
みんなのところに、
ちゃんと招待状行ってるかなぁ…
伝言もちゃんと伝わってるかなぁ…
みんな、来てくれるかなぁ…
【 開宴前 】
ソワソワ…ソワソワ…
ましろはひとり会場をウロウロしていた。
素敵な装飾だろうか。
食事に、お酒に、足りるだろうか。
みんなはこの景色を気に入ってくれるだろうか。
なんせみんな初めて会う人ばかり。
だけどずっと話してきた大切な人たち。
素敵におもてなしできるだろうか。
ソワソワ…ソワソワ…
すると例のものを被ってやって来る、
大切な人たちの姿が見えた。
【 開宴 】
みなさん本日は
≪ましろと宴 夏の終わりと秋の始まりを彩る会≫
にお集まりいただき、ありがとうございます!
今回幹事を務めさせていただく、
本当はまとめるのとか苦手だよ、ましろです。
そして、みなさん、
改めて、はじめまして。
ずっとずっとお会いしてみたかった皆さんに、
こうしてココでお会いできること、光栄です。
それでは、どうぞ好きなところに座ってね!
ましろはまだ各々の自己紹介を
聞いていないのに、
誰が誰だかはっきり分かった。
そしてみんながサンタ帽を被って、
オシャレに真夏のクリスマスを楽しむ姿を
微笑ましく感じた。
【テーブルにて】
大切な皆さんに日頃の感謝を込めて、
料理のできない私が頑張って作りました!
かねけん、今大した料理じゃないんでしょ?
って思ったでしょ!
そんな食欲旺盛であろう
大学生チームかねけんとだーりぃさんのために、
私、頑張ったよ!
どう?!このポテト感!!
男性陣のお腹もこれでいっぱいになるはず✨
あ、まれさん、
私お魚も食べたいな〜って思いましたね!
じゃんっ
お魚が好きな方にはこちらのプレートを。
あ、aco!
私サラダも…と言ったよね!
聞こえてたよー!
もちろんサラダも用意してありますとも🥑✨
かつおさーん!
豊富なビールの数々を取り揃えてみました。
どうですかねぇ?
たまには海外のビールで、
パッケージが面白いのをチョイスしてみました。
みなさん、席に着きましたね。
ここには色んなスペースを用意しました。
お好きなタイミングで、
食事をしたり、
会話を楽しんだり、
それぞれのスペースにお邪魔したり、
自由に楽しんでくださいね。
みなさんに被ってきていただいたサンタ帽は
明日8月31日の夜まで効果があるようです。
だから今宵は
みんなで思い切り楽しみましょう。
それでは代表して、
この方に乾杯の挨拶をお願いしたいと思います。
やせつさん、どうぞ!
「「「かんぱーーーい✨✨✨」」」
↓ 盛り沢山なメニューはこちら ↓
🌾絵のない絵本に浸るカフェスペース
こちらは今回特別に作った、
motohiroさんをイメージしたカフェです☕️
みんなが普段、
motohiroさんの絵のない絵本に触れる中で
イメージされているカフェを実体化しました。
森の中にある小鳥やリスたちも集まるカフェ。
懐かしいあの頃の喫茶店のように
ドアを開けるとmotohiroさんが
「おかえり」と声をかけてくれる。
そんな優しい時間を、どうぞゆっくり楽しんで。
🌾世界まる見え写真館
今年はいつもと違う夏。
普段世界を巡って旅行できるところも、
なかなか難しく、寂しい気持ちもありますよね。
そんな気持ちを、
楽しさと感動に変えてほしい!
そう思って、ご用意しました。
みんりさんは
世界の名所だけを切り抜くのではなく、
海外の生活の何気ないワンシーンも
とても素敵に写真に収めてくれています。
私たちと同じように、
海外の方にも生活があって、日常がある。
そんな"当たり前だけど忘れがちなこと"を
写真を通じて教えてくれるので、
ゆっくり見て回ってね🌏
🌾 消しゴム判子ワークショップ
みなさんご存知、
やせつさんによる消しゴム判子✨
私もこんなに可愛い
お名前ハンコを作ってもらいました!
今回みんなも一緒に作ってみませんか?
消しゴムはここにたっぷりあるので、
あとは"芸術家になる気持ち"が大事。
やせつさんに教わりながら、
みんなでワイワイ作ってみようー🙌
ちなみにましろは、
信じられないほど手先が不器用である。
🌾 小腹が空いたらラーメンマ
ましろはshimaさんに声をかけた。
「shimaさん、
師匠のところに大事に作り込んだ
例のアレを届けようとした
お弟子さんのことなんですが、
今回…特別に…
来てもらいました!
恥ずかしいから姿は見せられないけど、
みんなでラーメン食べてください
って作ってくれました」
お腹いっぱいになったかもしれませんが、
どうぞみんなも食べて食べて。
会場には
メンマの乗った醤油ラーメンの香りが広がり、
みんなを一気にどこか懐かしい気持ちに変えていった。
🌾 たまごサンド論争
「KO・KA・GEさ〜ん♪」
ましろはほどよく酔っているようだ。
そして得意げにお皿を置いた。
特別に用意したたまごサンドを見て、
周囲がざわつく。
「えっ厚焼きたまご?!」
「スクランブルエッグがいいでしょ〜」
「え、我が家は半熟卵を粗微塵したやつだよ」
みんなはたまごサンドを頬張りながら、
たまごの部分は何がいいのか論議し始めた🥪
🌾 andante〜初心者イタリア語塾
ワイワイ楽しむ私たちのもとに
いきなりレゴたちがやってきた。
「みなさん、
ただ飲み食いだけじゃ、もったいないです」
そう言って、小さな黒板を持ち出した。
彼らは世界中で楽しまれるおもちゃ達だから、
世界の言語を習得しているようだ。
chaoって言うのはまだまだ早い。
その、なんて言うか、
今はもう…
Sono pieno!
🌾 秋を探す冒険
お腹いっぱいになったから、
せっかくのこの青空の下、みんなで歩こうよー!
溶けてしまいそうなくらいの暑さは残るものの、
セミの声は小さくなってきた。
はるさんは秋を見つけるのが上手で、上品だ。
「あ、どんぐりー!」
「あ、どんぐりー!」
かつおさんの息子くんたちが
秋の近づく原っぱを駆け回る。
みんながそれぞれ見つける秋。
夏の終わり、秋の始まり。
🌾 青春を短歌にのせる歌人会
ほろ酔い加減のだーりぃさんが
突然「5・7・5・7・7」で話し出した。
次々とみんなが便乗し出し、
笑い声が広がっていく。
歌人(うたびと)とは、
"5・7・5・7・7のリズムで、
季語を必要としない短詩を歌う人"
のことをいうらしい。
酔った勢いで歌人化していくnoterたち。
みんなみんな感性は豊かだから、
酔っていたって素敵な短歌が飛び出してくる。
だーりぃさんがまた歌い出す。
みんなもまた歌い出す。
「この一日、茹だる暑さも爽やかに、
どうか君の、青春となれ。」
🌾 デザートタイムで至極の味を
さぁさぁ、そろそろデザートタイム🍨
デザートは別腹でしょ?
今回は1品に力を込めて…と思ったら、
これから乾杯の挨拶をしてくれる方に
すごいこと言われちゃったので、
もうもう、それはもう急ピッチで作りました!
どうだーーっ
そして私が1番ビジュアル重視で用意した
デザートはこちらです💁♀️
これはぜひ彼のクリームソーダへの愛と共に
召し上がってみてくださいね。
それでは、デザートタイムを彩る乾杯を
たまごまるさん、張り切ってどうぞ!
みんなの笑い声が聞こえた気がした。
だってまさかのこんなにかしこまった感じ。
どこかたまま🥚も気恥ずかしそうにしている。
楽しい時間がまた過ぎていく。
🌾 君に届く招待状を握りしめ
「まれさん、
勝手に、急に呼び立ててしまったけれど、
楽しんでもらえましたか?
私、お節介してないかなぁ。」
ましろは同年代のまれさんと
デザートを選びながら話す。
まれさんは、ましろのnote生活初期に
仲良くなった大切な方。
「これを読んで、
絶対招待しなきゃ!って思ったんだ〜」
まれさんを始め、
みんなはみんなと仲良くなれただろうか。
ここにいないみんなも、
ここにいるみんなと仲良くなれただろうか。
だんだんと近づく終宴に向け、
ましろはそれが気になって仕方がなかった。
「…どうだったかなぁ?」
🌾 謎解きは花火大会のあとで
そろそろ陽も沈んできたようだ。
楽しい時間はあっという間。
どうして退屈な時間は長く感じるのに、
楽しい時間が過ぎるのは光の速さのようなんだ。
少ししょんぼりしていると、
元気で明るい彼の声が聞こえた。
花火が上がっていく…
上がっていく…
上がっていく…
ワーっと花火に盛り上がっているみんな。
あれ…?
みんなだんだんと静かになり、
謎解きし始めていた。
おいおーい、こんなに盛大な花火を他所に
みんな真剣に解いてるじゃないか!
「ねぇねぇ、これ、全然分かんないよー😭‼︎」
花火の音に負けないくらいの大きな声で
誰かの嘆きが聞こえた。
ましろはみんなの楽しそうな横顔を見て、
夏の終わりを感じ、
それと同時に
みんなと過ごせたこの日を忘れないと誓った。
🌾 フィナーレはこの歌で
あっという間に全てのイベントを終えました。
みんなが約束通り期待を持たずに
ここに来てくれたおかげで、
私もリラックスして楽しめました。
新型コロナウイルスとの闘いは
辛いことや我慢しないといけないことも
多いけれど、
それによっての気付きもたくさんあったし、
そのおかげでできた繋がりもある。
またみんなで、
こうやってワイワイ集まれることを願って、
フィナーレにこの曲を贈ります。
🌾 ほんのり酔いしれ締めの挨拶
最後はやっぱり!この方に締めてもらいたい
と思い、お願いをしました。
愛らしい息子くんたちも
一緒に"ぼうけん"してくれてありがとう!
それでは最後に、
ほどよく酔っ払っている、かつおさんです👏
【 閉宴 】
ましろは
みんなが帰り、
レゴたちと片付け終え、
すっからかんになった会場を見つめた。
2020年8月30日の夜が更けていく。
あぁ、このサンタ帽の効果も
あと1日限りで、もうおしまい。
サンタ帽の効力はたったの1週間だけだった。
そんな貴重な1週間のうちの1日を、
みんなはここで過ごしてくれた。
そんな嬉しいことはあるだろうか。
みんなの笑顔が眩しく思い出される。
あと1日、
みんなは身近な大切な人と過ごすのだろうか。
それともひとりで
ゆっくり、普段通りに過ごすのだろうか。
それとも日本中のお祭りの中継を見るのかな。
夏の終わりはどうしてこんなに
切ない気持ちにさせるのだろう。
でも明日から新しい日々がまたやってくる。
またみんなで集まろう。
10年後ではなく、またすぐに。
ましろは静まり返った会場を背に、
力強く歩き出す。
〜 おしまい 〜
私をサポート?!素直にありがとうございます。あなたのサポートは、真っ赤で、真っ黒で、時に真っ青なましろが真っ白になれるよう、note内で活かされ続けます。