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#11 私がタイに移住しなかった理由〜チェンマイ編①〜

旅のいちばん最初にタイに行ってはいけない。

そこから動けなくなるから。

これは旅人界隈でよく聞く言葉です。実際に私の周りでも、タイに魅了されてそのまま住み着いてしまった人がちらほらいます。


タイの北にある都市チェンマイは、1.6km四方の壁に囲まれた旧市街を中心として山に囲まれたこじんまりとした地方都市です。

「デジタルノマドの聖地」と呼ばれていて、欧米中心に世界中のフリーランスやリモートワーカーが滞在しています。


私がチェンマイに滞在したのは二週間。ちょうどランタンが空いっぱいに広がるコムローイ祭りの時期でした。

お祭りに当たったのは偶然で、旅暮らしをしているとたまたまイベントをやっているということは割とよくあります。(いちばんその国が過ごしやすい時期に行くので)

エストニアの音楽祭しかり、ドイツのビールフェスティバルしかり。数週間同じところにいるので、何かしらイベントに重なることはしょっちゅうです。

チェンマイで暮らした日々

チェンマイは今まで訪れたアジアで唯一「あ、このままここで暮らしてもいいかな」と思った場所でした。

まずはおいしいものがあること。

チェンマイをはじめとするタイ北部で食べられているカオソーイ(カレー麺)は毎日食べても飽きないくらいおいしかったです。

基本的に辛いものが苦手なのでタイ料理全般は得意ではないのですが、カオソーイは辛さがスープでまろやかになっていて甘党でも好きになりました。

店によって全然味がちがうのです。スープも、柔らかく煮込まれたお肉も。ラーメン探求者よろしくあちこちのお店へ行きました。

GRABに乗ってカオソーイのお店をハシゴした時は、私の中にこんな情熱があったのか…と驚いたほどです。

グリーンカレーを食べたときもバンコクのものよりココナッツ多めですごくまろやか。チェンマイにはパキッとした辛さの料理よりも、まろやかで濃くのある辛さの食べものが多いように感じます。


ノマドワーカーに人気の都市だけあって、おしゃれなカフェやコワーキングスペースもたくさんあります。

写真だけみたら六本木や銀座にあってもおかしくないような。それくらいおしゃれな内装と珈琲で溢れている街です。チェンマイにいたときは毎日のようにカフェに行って、お気に入りを見つけてからはそこに通っていました。

チェンマイにいるノマドワーカーはフレンドリーな人が多く、カフェで作業していると高確率で話しかけられます。

アメリカのスタートアップのCEOだったり、アプリを作っているプログラマーだったり。 私もアプリ開発をやっていたことがあるので自然と会話が広がり、情報交換をしました。

バリ島とは違ってあからさまにナンパ目的の人がいなかったのも、チェンマイの印象がいい理由かもしれません。(バリでドン引きした話はまたの機会に)

チェンマイはノマドワーカーに人気となってから数年以上を経ているので、ワーケーションの場所としてはだいぶ成熟した場所というイメージを持ちました。

続く...

関連リンク

☑︎チェンマイで地元民に混ざって、イーペン祭りを楽しんできました

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数ヶ月ずつ滞在して「どの国に住みたいか」を考える自由研究をしているフリーランスの考察・感想です。このnoteは移住計画の頭の中を綴っています。よろしくお願いします。