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#4 ロンドンで暮らしてみた感想〜ロンドンは都会編〜

私がロンドンに移住しなかった理由は『ロンドンでやりたいことがなかった』からです。

前回書いたように、ロンドンで出会う若者はとにかく夢や目標をもっていました。ヨーロッパ中どころか世界中から意識高い系の人が集まってくるような、そんな場所です。

しかし目的のない人にとってはただの都会。

数年間暮らした東京となにも変わりません。

ベルリンのように名物のビールや肉製品がスーパーに並んでいるわけでもないし、パリのように毎日でも通いたい美術館があるわけでもないし、北欧のように過ごすだけで快適な家があるわけでもない。(ロンドン好きな人に殴られそう…)

もちろん楽しい部分もあります。

街中で不意に訪れた公園が素敵だったり、マーケットに美味しいものが溢れていたり。金融街のスーツ男子もみるだけなら目の保養です。

けれど、のんびり暮らしながら日々の中に楽しみを見つけたいと思う私には向かないなと感じました。

ロンドンに本格移住するならきっとこんな人。

イギリスのすべてが好きで歴史や文化に関心があったり、演劇や美容業界で世界的に活躍したい目標のある人。ビジネスも含めて「よし上にいってやろう」という意気込みを持っている人ならきっと楽しいです。

世界中からレベルの高い人がいっぱい集まりますし(何のレベルかは人それぞれですが)、NYとはちがった意味で向上心の強い人ほど輝ける都市かなという気がしています。(NYは肉食と混沌の世界)

私みたいに「ハリーポッターが好き」くらいの関心だと、何年も腰を据えて暮らすレベルまではいきませんでした。

あとこれは完全に個人的なことですが、ロンドンの家ってなんとなく怖い。

適当感というか、密集地による室内の薄暗い雰囲気というか。家の施工や壁の塗り方も北欧やパリと比べると味気ないです。

いわゆるホラーハウスといった歴史ある曰く付き物件の話が、嬉々として周りに転がっていたので、怖がりには向きません。


もし私がロンドンに住むことになるとしたら、ロンドンでやりたい仕事をみつけたときかパートナーの都合でかのどちらかだと思います。

ロンドンとは別にスコットランド方面の田舎はまだ訪れていない場所がたくさんあるので「湖水地方で避暑を過ごす」はいつかやってみたい。

イングランド西部のコッツウォルズはロンドンとは全く違った魅力があるので、それはまたの機会に書ければと思います。

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数ヶ月ずつ滞在して「どの国に住みたいか」を考える自由研究をしているフリーランスの考察・感想です。このnoteは移住計画の頭の中を綴っています。よろしくお願いします。