そこらへんのアイドルよりも可愛い妹

学生時代、クラスメイトとか先輩やら後輩やらにそこらへんのアイドルよりも可愛い子っていましたよね。
ええ、あれです。私の妹がそんなタイプの女の子です。実の姉の目から見てもめっちゃ可愛いです。
姉妹なので似てるとは言われるものの、私と妹の顔には言葉には表せない何か決定的な違いがあるなと思ってたのですが、ある時、彼がニュースに出ているを見ていた時に気がついてしまったです。
そう、国民的大スターのネズミさんを模したと思われる某国のネズミさんを。
彼だってわかるのに、絶対に違うと言い切れる存在。
妹は本物のネズミさん側の人間で、私は某国のネズミさん側の人間だから、その間には乗り越えられない壁があるのだと気がついてしまったのです。
よく美人は性格が悪いって言うけど、うちの妹は訴訟クラスのパチモンネズミさん的存在の姉を、ちゃんと尊敬してくれる良い子なんですよ。
ここからただの自慢話になりますが、新入生代表の挨拶をするくらい頭も良くて、リレーの選手に選ばれるくらい運動神経もよく、学級委員に選ばれるくらいの人望もある、ザ・パーフェクトウーマンで、欠点をあげるとしたら若干天然ボケってところくらいだけど、それがまた良いアクセントなんですよね。
私が同じボケかましても、日々ボケ倒してるのでただのクレイジー野郎がまた何か言ってるよって冷めた周りの視線が痛いだけになるけど。
人望がないってとても悲しい。

天は二物を与えずっていうけどさ、やっぱり可愛い子には色々とおまけしたくなっちゃうよね！
わかりますよ。
私が神様だったら、お気に入りの子には色々とオプション付けてると思うし。
あと、男女問わず顔が良い子って性格も良い子が多い気がする。

そんな妹を持った私が最近思ってるのは、妹が姉じゃなくて良かったの一点のみです。
だってさ、そんなパーフェクトウーマンが前にいたら人生のハードルがべらぼうに上がってしまうではないですか。跳ぼうとしてアキレス腱断絶するのが関の山ですよ。
〇〇の妹なんだ(期待値大)からのガッカリが目に浮かぶようです。
その点、顔面偏差値ギリギリ提出物締切ギリギリ人間関係ギリギリの日々一人チキンレースを繰り広げている私が姉だったら、後続の人は何があっても大丈夫って感じになるからね。
そんな姉の背中を見て育った妹は、あの生き方は真似したらダメだってなり堅実に生きているようで、私には反面教師としての才能はあったようです。
どうせなら自分のために使える才能が欲しかった。