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ひより奮闘日記【第17話】約1分で読めるシリーズ

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昨日、店長に「八木は努力してる、けど努力がまだ足りない」と言われました。

「努力してない」じゃなくて、その一言が認めてくれていると分かって嬉しい。

厳しい言葉だけど分かります。人より努力を多くしなければ目標の成果が得られないことがあるから。

「本の値下げはどうだ?」

店長に聞かれましたが、これは"しない"ではなく"出来ない"のです。

何故かというと……【再販制度】があるからです。

著作物の再販制度(再販売価格維持制度)とは、出版社が書籍・雑誌の定価を決定し、小売書店等で定価販売ができる制度です。
一般社団法人 日本書籍出版協会

と、あるように日本中どこでも平等に同じ定価で購入できるのです。

そして販売では【独占禁止法】がありますが書籍は除外されています。

独占禁止法の目的は以下の通りです。

この独占禁止法の目的は,公正かつ自由な競争を促進し,事業者が自主的な判断で自由に活動できるようにすることです。
公正取引委員会

なぜ除外されているのか、理由は一言で言ってしまえば【様々な本を平等に人々に届ける】とためです。

もし、価格競争になると売上が良いものしか書店に置かれなくなります。

これじゃあ、ネットで電子書籍が台頭している中、本屋に行く意味は……ないですよね。

ネットではランキング掲載されていることが多いです。

理由は電子書籍は【再販制度】には属さないので値下げが可能だからです。

値下げは出来ないですがメリットもあり、立ち読みの自由や書店が出版社に【返品】することが可能なんです。



それでも、どうして書店に立ち寄るのか……。

ふらっと立ち読みして帰ったりしますよね。きっとそこには【書店だからこその良さ】があるんだと思います。

書店である意義__それを失うと存在まで危うい。

とはいえ、この急速な変革の時代に改善は必須。

その一歩で魔法の書店オリジナル栞を付けて販売、名刺、note、webサイトの作成としてきたけど……

まだ足りないようです。

けど諦めませんし、逃げません!

ダメなら違う方法を探して、試行錯誤するんだから!

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皆様、ひより日記にお立ち寄り頂きありがとうございます。

どうか、八木ひよりさんが書店を存続させられるか、奮闘を温かく見守ってあげてください。

魔法の書店より

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