『不器用で』
『不器用で』 ニシダ
▶︎作品紹介
年間100 冊を読破、無類の読書好きとして知られるニシダがついに小説を執筆。
繊細な観察眼と表現力が光る珠玉の5篇。(ブクログより)
▶︎感想
帯コメントにも書いてあるけど、いい意味で普通というか、芸人らしさとか特定の癖みたいなのが感じられず、純粋に読み物として楽しめる作品。
ただしその中でも『テトロドトキシン』は著者の体重が乗っているのを感じられるエピソードで一番わかりやすく面白かった。
”空がオレンジに染まる、その少し前の一番見どころのない状態だった”
この世界の見方が特に新鮮だった。