【なぜ?】公務員の私がマーケティングを学び始めた理由
「マーケティングなんて自分には関係ない。難しくて、きっと分からないし、使うことも無い。」
少し前までは、そう決めつけていました。
そんな公務員である自分が、なぜ今さらマーケティングを学ぼうと思ったのか。
事業案の没をくらった日
きっかけは、来年度の事業案を幹部に提出した日の事です。
事前に上司と打ち合わせ、これでいきましょうと良い感じに話が進んでいました。
自分としても、他の自治体や国の動向を入念に調べ、案を作り上げたつもりでした。
そんな案が、幹部にぼろっっっっっっくそに言われたのです。
趣旨としては「そんなんで上手くいくか。そもそも目的が不明瞭」
それが、もう本っ当に悔しくて悔しくて。
何がダメなのか。事業は上手くいかないのか。
今から代替案を考えるのか・・・・・・・・
絶望しました。なぜなら、自分の手札は全て使い切りましたからね。
別の切り口が必要
その後、色々な方からアドバイスをいただき、上司と知恵をふりしぼって、何とか代替案ができました。
今回は乗り越えられましたが、今後また同じような事は必ず起きます。
その時、自分ひとりで、できるのだろうか?と不安がよぎりました。
何か別の概念をインプットする必要があるのでは?と思ったのです。
一方、プライベートではブログやnoteの書き方を学んでいました。
その際、ブロガーのヒトデさんが「ブログやるならマーケティングは必要」
と、口酸っぱく説いていたのを、まのあたりにしました。
その時、直感的に思ったのです。
もちろん、事業を進めるためには、マーケティング以外の要素も必要です。
マーケティングを学ぶことと、できるようになることは異なることも分かっています。
ですが、手札が無い今の自分には、学ぶべき概念と感じたのです。
「ドリルを売るには穴を売れ」を読んだ時の衝撃
早速、マーケティング入門名著「ドリルを売るには穴を売れ」を読み始めました。
マーケティングの概念の分かりやすさは、もとより、廃業寸前レストランを復活させるためのストーリー展開に思わず涙してしまいました。
感想としては、
「自分は、全然現場に行ってない…。顧客の声を拾ってない。」
・幹部から没をくらった事業案には、顧客や事業参加者のベネフィットを書いたつもりだったが、机上の空論でぼやっとしている。
・現場に行って、生の声を聞いていないから、根拠として弱くなる。
幹部が言いたかったのは、こういうことなのではないか、と推察したのです。
ますます、マーケティングを学びたくなりました。
学んだからと言って、事業がすぐに万事成功するわけではないと思いますが、
少なくとも、今学んでおけば
・「現場に行くことの必要性」を上司に説得するための理論武装になる。
・万一現場に行けなかったとしても、自分が上司になった時に現場に行く or 部下を行かす ことはできる。
こんなことが実現できると思ったのです。
というか、できないとマズいのではないか、と危惧しています。
そんな思いで学び始めました。